ここしばらく、同居動物たちがわたしに「朝だよ!起きて」と誰も言いにこなくなっていていましたが、今朝は鹿ののぞみちゃんが寝ているわたしの体を鼻でつつきにきました。

 

わたしはのぞみちゃんに「おはよう」と言い、のぞみちゃんの首をそっと撫でているとのぞみちゃんは自分の前脚をわたしの腕の上に置きました。

 

すると、のぞみちゃんの断脚部分の保護が外れていました。

 

のぞみちゃんは、わたしにカバーが脱げたのを伝えにきてくれたのだと思いました。

 

わたしは「朝だよ!起きて~」ブームが到来したのかと思いましたが、わたしに用があると、こうして言いにきてくれる関係に心地よさを感じました(うまく表現できないですが)。

 

のぞみちゃんは新しいカバーを装着すると、「庭に行ってくる!」と足先を気にすることなく出ていきました。

 

のぞみちゃんはカバーが取れると足先に傷がいくことを知っているので、カバーの無い状態では足先を地にこすらないよう、気をつけて移動をしています。

 

日頃、犬たちや鹿のすぐるちゃんもわたしに用があるときなどは声をかけてくれます。

声をかけにきてくれた犬鹿たちが言っていることを行動や表情などから読み取り、答えますが、聞き間違えることもあります。

 

聞き間違えると犬鹿たちは「それじゃなくて、こうだよ」と体や動きなどで教えてくれるので、答えることができます。

 

動物たちの気持ちの表現はとてもわかりやすいですが、そこにわたしの考えや思い込み、感情、決めつけなどが入り込むと、犬鹿たちのシグナルがわたしに都合よく書き換えられることがあるので、そうならないように犬鹿たちのそのままの体の動きや表情から気持ちを聞くことに気をつけています。

 

わたしがそれぞれの個人に対して、どのような思い、感情があるのかなどは個々の本人たちには関係なく、わたしの思い込みや決めつけで自分を勝手に判断されるのはとても不快ではないかと。

 

もし、わたしが誰かにわたしという自分と全く異なる個人像を勝手に決めつけられ、話や事を進められると困惑します。

「いや、そうじゃないんだけど…」と言いたくなると思います。

 

わたしの場合、自分の思うこと(感情)などが犬鹿に反映してしまうことがよくあったのですが、自他分離の原則できちんと自分と違う他者をわけることで反映することがぐっと減りました。

 

そして、他の者を他の者であるわたしがすべてを知ることはできないので、他の者の気持ちを知りたいと思ったらその者に聞くのがいいと思います。

動物たちは気持ちをそのまま伝えてくれるので、わたしはその声を聞き答えるという、シンプルな関係です。

 

 

庭に出るのは脚先を保護してから

 

 

 

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