今日は風もなく心地よい気温だったので同居動物たちは庭でそれぞれの時間を過ごし、鹿たちは時折ふたりで遊んでいました。

わたしはその姿を眺めながら、数年前に思っていたことを思い出しました。

 

 

鹿のすぐるちゃんを保護し、のぞみちゃんをレスキューした時、それぞれには母親がいて、兄妹もいたかもしれない。

本当なら、母親からミルクを飲み、家族と共に暮らしていた鹿のふたりを思うと、人間であるわたしはとても苦しくなり、人間の行動が人間以外の動物へ与えている影響の罪深さを感じます。

 

生まれてくる動物たちには母親がいます。

母は生まれてきた子どもを愛情で包み込み、生まれてきた子どもは母を必要とし、母の愛情の安心を求めます。

 

人間によって、母親と離された動物たちの心には生涯、癒えることのない深く悲し感情が根深く残り、その者の生涯に影響を与え続けることと思います。

そして、母親は強い悲しみなどの感情を抱え暮らすことになります。

 

母親と離された子どもに、わたしは何ができるのかを考えると、母親と一緒にいる時のような安心感を得てくれるようにならできるかもしれないと思いました。

 

母親が子どもを大切に思う愛情からの子どもが感じる安心感とは異なりますが、母と離された動物たちにとって安心できる人でありたいと思いましたし、安心してもらえるといいなと思いました。

 

 

・すぐるちゃんを保護した時も、お母さんとすぐるちゃん共に非常につらい状況でした。お母さんもすぐるちゃんも「離れたくない、一緒にいたい」ことはよくよく伝わってきました。その気持ちを叶えられず、本当に申し訳ないと感じています。

 

人であるわたしは、人以外の動物の本当の母親にはなれないけど、せめて動物たちには安心できる相手であり環境であると少しでもつらさや悲しさなどの感情が薄れるのではないかと思いました。

 

犬や猫たちは、生まれて間もない頃に母親と離され、セリなどにかけられ販売されていますが、人の行為はどれだけ残酷であり、母子ともに苦しめることになっているのかがわかると思います。

 

動物たちが暮らすに適切な環境での母が子どもを思う愛情は確かであり、子どもの生涯を支えることと思います。

 

人以外の動物の母親や家族の観察をしてると、それぞれが生まれてきた個々を大事に思う気持ちは、わたしが想像している以上の愛情、思いであると最近感じています。

 

動物たちの世界は、わたしたちが今、認識しているような感情乏しい世界ではなく、わたしたち人と同じ、もしくはそれ以上の豊かな感情の世界の住人なのではないかと感じる動物たちの行動などをよく見かけます。

 

現在、人間と関わることになってしまった動物たちが安心して暮らせるよう、人は動物たちに歩み寄り、気持ちを汲み取り環境を整えていけるといいなと思います。

 

いつの日か、それぞれの種の動物たちが人間によって迫害を受けることや利用などされず、犠牲になることなく静かに暮らせる世界になることを願っています。

 

 

 

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