動物たちはわたしたちと同じ感情があり、常に体や鳴き声、行動などでそれらをあらわしています。

 

たとえば、急に怒りっぽくなったり、イライラしたりは行動によって知ることができます。

 

我が家では鹿たちが食べる牧草のロットが変わり、鹿たちの好む牧草ではなく、食べない時がありました。

鹿のふたりは「これじゃないの」と言って、ほとんど食べなかったので、牧草を新たに注文し届くまでの間、満たされないお腹と気持ちにイライラしていました。

 

特にのぞみちゃんは足も不自由なので、その不自由さと食の不満からのイライラはすぐに行動にあらわれました。

のぞみちゃんの側にすぐるちゃんがくると、すぐるちゃんの体をつついたり、毛を引っ張りたりします。

 

すぐるちゃんはとても寛大でやさしいので(気がいい)、のぞみちゃんに何も言いません。

しかし、のぞみちゃんがとてもおかしなことをすることがあると、すぐるちゃんも「それはおかしい」とのぞみちゃんに言うと思います。

 

すぐるちゃんや犬の春ちゃん、ひーちゃんはのぞみちゃんの足のことをきちんと理解していて、気遣う気持ちある関わりをしているように見えます。

 

今は、ふたりの好みに合った何種類かの牧草をたくさん食べていますが、本当は生の葉っぱをお腹いっぱいに食べたいと思っていると思います。

 

野草が地上に芽を出してくれる季節を山で暮らす鹿たちもすぐるちゃんものぞみちゃんも心待ちにしています。

 

暮らしに不自由があり不都合があるとその気持ちは、どの動物もあらわれます。

わたしもそのような気持ちになると、それが行動や態度、声などにあらわれます。

 

のぞみちゃんは今まで、この暮らしに馴染むことに懸命だったと思います。

今、ようやく馴染み落ち着き、自分の不自由さやここでの暮らしの不自由さ(今までと違う暮らし)など、より感じているのではないかと思います。

 

体の不自由さからのイライラは、のぞみちゃんにぴったり合った義足が仕上がると解消されると思いますが、それまでの間、のぞみちゃんのイライラする気持ちをなだめながら暮らしたいと思っています。

 

すぐるちゃんの毛を引っ張りそうになる前に、わたしはふたりの間に入ったり、そうならないようにご飯の用意をしたりをします。

そして、のぞみちゃんが庭をなるべく楽に移動できるように(負担が少しでも減るように)、庭のボコボコした地面を平らにならしています。

 

就寝前までの間、のぞみちゃんの側で休むすぐるちゃん。

すぐるちゃんは就寝時は隣の部屋へ移動します。

 

のぞみちゃんは避妊手術の際に剃った首とお腹の毛がまだはえそろっていないで、寒いだろうに・・・と思います。

 

早くはえそろうといいね。

 

 

 

人と関わることになった、犬や猫、山羊、鹿、鳥さん、他の動物たちの気持ちは行動にあらわれますので、わたしたちは行動にあらわれた個々の気持ちを読み取り、その気持ちに寄り添うことができるといいなと思います。

 

そうすることで、動物たちの不快は少なくなりQOLは向上し、よろこびをおおく感じてくれると思います。

 

動物たちの声に耳を傾ける。

このことが本当に大事だと感じます。

 

 

ポッチとお願いします。クローバー

にほんブログ村 犬ブログ 犬 問題行動へ
にほんブログ村