日中、すごしやすい暖かさになり地面も乾いていたので、同居動物たちはみんな庭に出てゆったりとした時間をすごしていました。
地面が湿気ているのがとても苦手な犬の春ちゃんは、今日のような地面が乾いている日をよろこび、足取り軽くトイレに出ます。
春ちゃんは、地面が湿気ている日が続いた後の地面の乾きに、他のみんなよりよろこんでいます。
少し興奮して、おもちゃなどを庭に持ち運びシガシガします。
快適な庭環境になり気分がよくなっているのがよくわかります。
春ちゃんは子犬の頃から、しつけやトレーニングをしていたため、成長するにつれどんどんストレスが蓄積し、興奮度が増し、春ちゃん自身でその興奮を静めることができませんでした。
当時はしつけやトレーニングをしているのになぜ、こんなにも興奮しやすいのだろうか?と思っていました。
後に、春ちゃんの興奮はわたしたちが作ってしまったのだと知りました。
しつけやトレーニングは犬に多大なストレスを与えるもので、興奮の回路まで作ってしまうと感じました。
春ちゃんの意思や行動の自由を奪う、ゲージ使用やトイレトレーニングやわたしたちと遊ぶことなど、全てが春ちゃんにとっての負担になっていました。
春ちゃんが感じていたわたしたちからの抑圧のつらさは、成長とともに行動にあらわれました。
とてもつらかったと感じます。
犬たちが興奮する主な理由は、わたしたち人にあります。
わたしたち人が犬の興奮を煽っていることがほとんどで、環境ストレスの負担が犬たちを苦しめています。
わたしもそうでしたが、おもちゃなどを使い遊ばせたり、犬が興奮する動きをわざとしたり、犬が興奮しやすいトーンの高い声をだし犬の気をひいていました。
春ちゃんは元々、おもちゃには興味なく、わたしたちがボールを投げても、引っ張り合いに誘っても知らん顔をしていました。
しかし、わたしたちはその春ちゃんを無視し、引っ張り合いやボールで遊ぶようにしつこく誘ったり、春ちゃんがはしゃぐような動きをしたりして春ちゃんの興奮を煽っていたのです。
このことはわたしの中で非常に反省し、後悔をしています。
それは春ちゃんを苦しめ続けることだったからです。
犬には犬独自の遊びがあります。
わたしたちが犬たちに行っているおもちゃを使ってなどの遊びは、人に主導権があり、犬自身が考え行動することではないので激しい運動は特に身体の負担が大きいです。
人間が犬を煽り興奮させることで、犬は正常な判断が出来ずに苦しみます。
そのため、ケガをしたり他犬や人に興奮が向いたりすることがあります。
以前、ある人がストレス度の高く蓄積した、興奮しやすい人が苦手な犬に慣れてもらおうとしていました。
その人は、おもちゃや食べ物を使い、犬に慣れてもらおうとしていましたが、結局、興奮し過ぎる犬は無理があると言いました。
興奮しやすい犬に対し、大きな刺激ある声や大きく激しい動きなどで興奮を煽ったり、とても魅力ある食べ物を目の前でちらつかせられたりすると興奮は増すのは当然で、その興奮から手を噛んだり服を咥えて引っ張るのもそうです。
人に引っ張り合いっこを覚えさせられた犬たちは、何かの刺激が加わると(ストレス)服や布などを引っ張ることが引っ張り合いっこをしていない犬より多いように思います。
興奮を煽る行為を一切やめ、犬にかかる暮らしの負担を減らすことで興奮は少しずつ落ち着いてきます。
環境ストレスが減ってくると、犬自身、自分で考えれるようにもなりますので、興奮のコントロールも自分でするようになってきます。
犬自身、興奮の負担につらさを感じていますので、正常な判断ができる状態になると自ら興奮しないように自身を落ち着かせています。
人は犬を興奮させる状態にしているとは気付かずに、「激しいな」「落ち着きない犬だな」など言っているのを聞きますし、興奮している犬を力づくに押さえつけようとしているのも見ます。
犬たちが興奮をしているなら、興奮しないようにわたしたちはボディランゲージやカーミングシグナルを使い、犬に「落ち着こう」と伝え犬を苦しめないようにしてあげたいです。
我が家の犬たちを見ていても、人の接し方から興奮度の違いがよくわかります。
興奮しやすい春ちゃんですが、興奮しない接し方や挨拶の仕方をしている人には落ち着いて挨拶をしに行っています。
春ちゃんが興奮しない人(友だち)は、家の庭に入るとジッと立っているだけで、腕は胸の前で組んでいることが多いです(犬たちにたいし礼儀正しい挨拶だと思います)。
そして、目で犬たちをジーーーと追わないでいます。
チラッと見た後は犬たちから視線を外しています。
ほぼ、知らん顔ですね。
犬たちはジッとたっている友だちの所へ行き、匂いを嗅ぎ、挨拶がすむと離れます。
犬たちが去った後、友だちは動きだします。
このタイミングがとてもよく、犬たちの行動をよく観察しているなと思います。
すごいです。
以前、わたしがスクーリングでPONOPONO犬育ての川上さんの同居犬、はっちゃんと会ったとき、よろこんで迎えてくれました。
わたしの顔をたくさん舐めてくれたあと、横になり休んでいました。
日々の暮らしにストレスが少ないと、うれしくて少し興奮しても挨拶がすむと興奮は後に引きずらないです。
逆に、興奮が長く続くのはストレスを多く抱えているということだと思います。、
人は犬たちの興奮することをしないで、犬たちが落ち着いて自分で判断できるようにしてあげたいですし、わたしたちは犬たちの興奮の苦しさに気付いてあげることができるといいなと思いました。
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