今日も朝からジメジメ暑く、昨日のように雷がなりそうな感じがします(ならないでほしいなと思っています)。
今年はとても雷がおおくいです。
わたしは先日、13年ほど前にある方から聞いた言葉を思い出し、当時の衝撃が戻ってきました。
わたしは犬のトレーナになろうとしていたので、当時その関係で関わっていた方とよく行動を共にしていました。
関わっていた方が言った言葉ですが、文章として残したくないので、記事に書かかないでおこうと思います。
内容は、犬はわたしたちより劣っているというものでした。
当時のわたしはその言葉に対し、「どういうことですか?」とたずねることができませんでした。
なぜなら、返答を聞くのが怖かったからです。
わたしが思いもしないでいることが社会では共通認識としてあるの?と衝撃を受けたのです。
種で区別したり、ある違いに焦点をあて、区別をしたり、その者よりわたしたちは優れているという、偏見や差別だということを知りました。
わたしはボーダーコリーと暮らすことで、よく言われていたことがあります(今でもたまに言われます)。
「ボーダーは神経質だからねー」。という言葉なのですが、この言葉に違和感を感じないと、「そう!神経質で扱いにくい」。という認識になってしまうことがおおいと感じました
(わたし自身、神経質とよく言われていましたが、よくないということで言われていたので、神経質という言葉はすきではないです・苦笑)。
少ししたとこでも気になり、刺激に弱いや許容範囲が狭いと言われますが、この言葉、立ち止まって考えてみると、相手(犬)に問題があるとしていないか?
ボーダーはみんなそうなのか?
そうだと扱いにくいのはどうして?
扱うって?
犬たちの気持ちは?といろんなことが出てきます。
犬がちょっとした物事に過敏反応することを犬が刺激に弱いとしてしまうことや、人が犬にしたいこと(例えばブラッシング)を犬が受け入れないこと、犬同士、仲のよい関係になれないなどを許容範囲が狭いとうこととして、すべてをおさめるのはどうなのかな?と感じました。
ちょっとした物事は、わたしたちが勝手に「ちょっとした」と思っているだけで、本人(犬)にとっては「とっても」おどろくこと、怖いこと、興奮などをすることなのです(犬たちの反応(様子)をみるとわかると思います)。
犬たちが何かに対して「これは嫌なんだ」「苦手なんだ」だからやめてほしいし、回避したいというのは犬の気持ちであって、感情は個々にみんな違って当然なものです。
個体それぞれ、もともと備え持っているものがあり、環境の影響がその個体の発達を形成していくプロセスでは感受性は変化するであろうし、刺激に対しての反応や許容範囲の変化はあると感じます。
犬たちが物事に反応しやすいときはく不安を抱えて、常に気が休まらない状態だと感じますので、犬が物事に反応しすぎない安心できる環境作りをし、ホッとできるよう、わたしたちはたくさん考え、工夫をし、環境を整えることができるといいなと感じました。
整えてていくと、犬たちは少しずつ安心感をもてるようになり、肯定感が増して物事の反応もうすれていきます。
犬たちは他の動物もですが、犬たちが必要としている環境で暮らしていると、日々成長する姿を知ることができます。
わたしたちはなにより、犬や他の生き物の「立場になって」日々の暮らしを眺めてみることだと感じました。
人に管理される犬たちの気持ち、不自由さ、これらは偏った愛情だけでは軽減してあげれないと感じます(昔のわたしは利己的な愛情で犬たちにつらい思いをさせていました)。
犬のそのままを受け入れて、気持ちに寄り添った暮らしは、お互い快適に過ごせますし、お互いとてもあたたかい心になります。
許容範囲は環境から生じる心の状態や状況などでも変化があるものだと思いますので、日頃から犬たちに気持ちや意志を聞いて暮らしていくのがいいなと思いました。
犬たちに対してわたしたちが勝手に思い込んでいたり、決めつけていたりしていることはあふれるほどあると感じます。
自身気付かない偏見もあるかもしれませんので、わたし自身、それらがないかを確認しつつ暮らしていきたいと思っています。
ボーダーコリーだから神経質だということはないですし、ボーダーコリーだから過度な運動が必要ということはないです。
犬たちみんなそれぞれの個体であるということを意識してほしいなと思いました。
わたしは小さいころから生きづらさを感じていました。
その原因のひとつは社会のあり方だと感じています。
わたしたちの社会のあり方がおおくの犬や他の生き物(人も含む)を苦しめていると感じます。
一旦立ち止まってじっくり考えを深めていくのもいいなと感じました。
先日の図書『紛争・対立・暴力』で伝えてくれていたように、立ち止まり考えることで新たな気づきがあるかもしれないなと感じました。
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