春ちゃんは今日、いつもよりおおくわたしの近くにいました。

 

天候が不安定なのと、手術の影響もあって不安が大きくなっているのかなと感じました。

 

春ちゃんはわたしが座っている椅子と台の下に入り、休むといいました。

 

台の下は狭いのですが、横になっています(笑)。

 

春ちゃんは昔、狭い場所が苦手で、自分から入っていくことはしませんでした。

 

今ではこうして自分から入り、狭い空間でも安心できるようになってるんだなと、おどろいています。

 

春ちゃんが狭い場所を嫌いになった理由は、ハウストレーニングをおこなっていたからです。

 

ハウスに入りたくない春ちゃんを食べ物でつって、ハウスに入れるのですが、本人の意思ではないので、すぐに出てきます。

 

すぐに出てこないように、春ちゃんがハウスに入ったら、ハウスの中に食べ物を放り入れるということをしていました。

 

わたしはこのようにしてきたことをとても反省しています。

 

ハウストレーニング時の犬の気持ちは、

 

「んん!?この中に(ハウス)食べ物がある!」

 

「食べ物を食べたいな。でも、あの中に入るのイヤだな」

 

「うーん、どうしよう。食べたい。あの中こわそうだし、どうしよう」

 

「うーん。食べたい!!」

 

と犬は葛藤状態になってしまします。

 

この状態の犬たちには大きなストレスがかかっています。

 

そして、トレーニングを続けているとちょっと苦手がすごく苦手になっていきます。

 

わたしたちの行うことが、犬たちに苦手なことを増やしてしまう結果になってしまい、苦手になってしまったことは長い間、犬たちにつらい思いをさせてしまうと感じます。

 

わたしたちは犬たちの気持ちに反したこはおこなわず、犬たちの気持ちに寄り添うことで、犬につらい思いをさせないで暮らせると感じます。

 

 

 

春ちゃんは少しずつ苦手なことの感じ方が薄れてきて、少しずつ楽になってきていかもしれないなと思うと、わたしは春ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

 

わたしは春ちゃんにトレーニングや過度な運動をしていたので、ストレスが蓄積し、春ちゃんはイライラした気持ちや不満をいつも他犬や人にあたりちらしていました。

 

その様子から春ちゃんはこわい犬と言われていましたが、ほんとうの春ちゃんはとてもやさしかったのです。

 

そのやさしさを潰していたのはわたしです。

 

わたしはしつけやトレーニング(気持ちを無視していた)をしていた時の接し方を見直し、毎日春ちゃんに友好的なシグナルをだし、春ちゃんが少しでも安心できるように心掛けています。

 

本来、犬や野生種、動物はみんなとても寛大でやさしいのに、わたしたちの接し方で本来の姿を歪めてしまったり、わたしたちが元々、動物たちにもっている偏見や区別から本当の姿を見ることができなくなっているのではないかと感じます。

 

とてもやさしい動物たちが、わたしたち人間に理解してもらえないときの気持ちは、とてもつらいと感じます。

 

犬たちは種が違う鹿のすぐるちゃんを受け入れ、すぐるちゃんからの遊びの誘いに答えたり、こうして一緒に寝たり、ほんとうにやさしいなと感じます。

 

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