魚魂祭が執り行われました!! | 厚岸漁協直売店「エーウロコ」のスタッフ日記

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こんにちは。

 

本日、厚岸国泰寺において、厚岸漁協による年一回の魚魂祭が執り行われました。

 

魚魂祭は、普段我々が取扱いさせて頂いている魚族の供養と、航海安全・大漁などを祈願し、海の恵みに感謝する儀式です。

奥で総務課の渡邊君がたそがれてるのはご愛敬。

蔵谷組合長が言葉を噛みしめながら祭文を捧げました。

厚岸漁協の役員全員で祈願させて頂きました。

 

私が厚岸漁協に入社した30年前は、年間を通じて現在とは比べものにならない位、水産物が水揚げされておりました。

 

その中でも、4月になれば山ほどサケマスが水揚げされ、7月に終漁間際には、刺網物のサンマが市場内を埋め尽くし、そのまま11月まで毎日大忙し。

マジ、やばい所に就職したかと思った事もありました(笑)

 

それが今は、魚価高にはなっているものの、あらゆる漁業が不安定で、常に悩み・考え、対応策を練って行動するのが仕事、そんな時代になりました。

 

若い頃は、先輩や上司から『ちょっと来い!ここに行け、大至急!!』と急に指示されるのも当たり前で、とにかく色んな事を勉強させて頂き、早く覚えさせて頂きました。

 

忙しかったけど、皆が精一杯なのは経験不足の私でも感じれたし、頻繁に先輩に飯ご馳走になったりして、仲間意識は強く、心は豊かでしたね。先輩の為にって普通に思える時代でした。

だから、不満とか考える余裕も無かったのか、不満を口にする者など本当にいなかった。

暇な時間があると色々考えちゃうのかも知れませんね(笑)

 

魚魂祭に毎年参加させて頂きますが、毎年『昔が羨ましい』って思います。原料の手当てとか考えずに、ひたすら頑張れば何とかなるのは本当に幸せな事だと思いますからね。

 

今日も厚岸・根室にサンマ180トンが水揚げされてますが、90%がジャミと言われる食用向けにならないサイズで、残りの10%が佃煮や缶詰になるものでした。

市場セリ人の片桐君。中々責任感あって頼もしいです。

若手の中でも良い方向に変わったな!と思える一人。

でも、ジャミ掴まえて笑ってる場合じゃないよ(笑)。

 

彼が持ってるのがジャミで20g位のサンマです。

一番したが20g、その上からどんどん大きくなって、上から2番目が約100g位です。

一番上は真イワシ。真イワシが一番太いのね。

 

今晩は時化休漁、明日も気象が悪いので日曜あたりから操業を再スタートすると聞いてます。

 

魚魂祭でガッチリ祈って来たので、月曜日に今一度期待して待ちたいと思います!!

 

明日・明後日も当店は元気に営業しておりますので、是非ご来店・ご利用宜しくお願い致します。

厳しい状況でも、海の恵みに本当にいつも感謝です。