早いもので、厚岸漁協にお世話になり26年。
本当に早いですね。何かちょっと焦る(笑)
昔は秋になると、さんま・いか・秋鮭が各地で沸くような豊漁となるのが当たり前で、毎日目が回るような忙しさだった。
当日の原料を処理して、夜中まで残業してると、翌日水揚する船がどんどん入船して来て『明日も残業だなー。これ、いつまで続くの?』って感じでしたから、厚岸漁協の就業規則では今でもお盆は通常業務。
昔は忙しすぎると、人間勝手なもので、不満を口にする人も多かったけど、今考えると本当に幸せな事だと思いますよね。
今日は秋鮭について少し触れるかな。
今年も秋鮭は凶漁見通しで、数量言われてもイメージつかないと思うけど、全道の水揚が10万トンと切るなんて考えられなかったんです。
でも、2000年頃には20万トンもあった水揚げが、2015年頃には10万トンとなり、近年は5万トンを割り込むまで水揚げが減少した。
そして今年の来遊予報では4万トンを少し上回る程度。
あくまで予報。是非、予報をガッツリ裏切って欲しいね。
厚岸も秋鮭は不漁が続き、今年は休漁となっておりますが、全道各地では祈るような懸命な操業が続いています。
気になって漁況を毎日見てるけど、地区によってバラツキはありますが昨日現在では昨年対比120%超え。
過去3年を見ても、昨日現在ではそんなに悪くない。
期待したい!頑張れ秋鮭漁師!!
当組合でも、近隣で獲れた原料を少し処理させて頂く事もあり、仕事させて頂いて感謝しております。
北海道漁連の鳥毛部長もサケ特集にて先日取り上げられてた。
釧路出身の先輩で、柔道をこよなく愛する頼りになる先輩。
今は水産に関わる多くの方が、非常に困難な状況だと思いますが、この時代に生まれたって事は選ばれたと思って頑張るしかありません。
と言う事で鳥毛先輩、頑張って下さい!!
明日からは、さんま船が道東に続々と入港となる予定ですので、私もしっかり頑張ります!
私が尊敬する名古屋の師匠との合言葉【勇気と根性】で何としても乗り切ります。
命までは取られない。それ位の気持ちでやるぞ。