昨22日に、伊奈町の大島清町長と町民の皆さまと意見交換をする令和4年度の第二回「町長タウンミーティング」に参加しました!

 

タウンミーティングではまず冒頭に、今年度の伊奈町の成果や出来事について簡単に大島町長から報告を受けました。

 

大きな成果や出来事としては、六つあります。

 

一つ目に、ポーライトの本社工場誘致に成功したこと。二つ目に、町内小中学校のトイレ改修を実施したこと。三つ目に、令和5年4月1日から伊奈町と上尾市で消防の広域化が開始することが決まったこと。四つ目に、令和15年稼働予定の伊奈と上尾の新しいごみ処理場での分別方法は伊奈方式が採用されたこと。五つ目に、志久駅のエレベータの設置が決まったこと。そして六つ目に、新庁舎の建設費用増大の可能性が高まったことです。

 

それから、参加者の方々と伊奈町長との間で意見交換を行いました。白熱したタウンミーティングとなり、本来は10時開始の11時半終了予定でしたが、12時半まで延長して意見交換を行いました!

 

今回、私は埼玉新都市交通をテーマに、二つの質問を行いました。

 

これは、埼玉新都市交通でお仕事をされている方々から伺った、埼玉新都市交通に関係する伊奈町長や伊奈町へのご意見等から二つを選ばせていただいたものです。

 

一つ目に、埼玉新都市交通の駅の終日無人化構想について、伊奈町がご存知かということについて質問を行いました。
まず、「駅の無人化構想」とは、埼玉新都市交通の経営状況悪化が一つの要因となっています。駅を無人化すれば、人件費等が浮いて費用削減につながるという考えかと思います。

この質問については、町長からはっきりとしたお答えはいただけませんでした。大島町長は驚いておられ、参加者の方々からもどよめきが起こりました。

その雰囲気から、駅の無人化構想については、好ましくない印象を感じられました。

 

二つ目に、埼玉新都市交通の企業理念にある「地域に根差した会社」について、伊奈町に根付いていると町や町民の皆様に感じていただけているのかを質問を行いました。
埼玉新都市交通に対しては、通学定期券や運賃の値下げ、ホームドア設置や志久駅及び吉野原駅のエレベーター設置などの要望が多く寄せられています。しかし、これらのご意見ご要望などに対して、ご利用者の方や地域の方々への広報や説明が十分でない現状があります。

この問いについて、町長からは、伊奈町の発展における埼玉新都市交通が果たした役割の成果と、地域に根差していることを強調されました。

 

なお、大島町長も通学定期券の値下げを望んでおるそうです。

 

また、埼玉新都市交通については、現在以下のようなトピックがあることを大島町長から明かされました。
・終電の時間を早めることを検討
・伊奈町のふるさと納税の返礼品について「通学定期券」を検討していること

そして、今回の町長タウンミーティングでは、伊奈町について以下のご意見ご要望等が寄せられています。沢山の意見がでましたので、一部分のご紹介となりますが、ご理解ください。

 

~町長タウンミーティングで寄せられたご意見ご要望の一覧~
・児童館の壁画を復活してください。
・徘徊する人が安心して徘徊できるまちづくりをしてほしい。
・徘徊する人を支援する人材づくりをしてほしい。
・ふるさと納税の赤字について。
・若者の流出問題について、若者にも魅力あるまちづくりをして頂きたい。
・伊奈町職員数の伊奈町の人口に占める割合について教えてほしい。
・丸山駅から栄北高校に向かう道路について、歩道がなく危ないです。
・新庁舎について、シンプルなものにしてほしい。
・新庁舎について、補助金は適用できないのでしょうか?
・伊奈中央から国道17号と国道122号をつなぐ道路をつくれば発展すると思う。
・ボール遊び禁止の中央公園でのボール遊びについて対策してほしい。
・若い人からお年寄りまで起業を支援してくれる制度があればいいです。
・若い人からお年寄りまで話し合える場があればいいと思います。
・学校給食に有機野菜をとりいれてほしいです。
・認知症のケアについて。
・災害に強いまちづくりについて。
・伊奈町と県、ニューシャトルはもっと連携していくべき。ニューシャトルと伊奈町の関係が希薄であると思う。
・空き家対策について。

 

一点だけ、この中で参加者の方から寄せられた、「ボール遊び禁止の中央公園でのボール遊びについて対策してほしい」ということについて、触れさせてください。

 

中央公園ではボール遊びが禁止されているのにも関わらず、子ども達がボール遊びをしていることについて、危ないといったご意見がありました。これに対して、伊奈町が引き続き注意を呼びかけるなどの反応をされていました。

 

正直、子ども達の気持ちを考えていないような発言で非常に残念でした。サッカーやキャッチボールなど、ボール遊びは子ども達の娯楽です。そういった子どもの健康で健全な娯楽について、「危ない」の言葉で禁止し、注意するという対策しかとらないのは極めて遺憾です。

 

フェンスを高くする、ボール遊びができる公園に誘導する、公園によってできるボール遊びを決めるなど、子どもの立場にも立った対策を伊奈町には講じて頂きたいです。

 

参加者の方からも、若者にも魅力のあるまちづくりをして欲しいというお声がありましたが、こういう所から若者や子どもたちに魅力がないまちとなってしまうことを理解してほしいです。

 

重ねて、僕だけでは足りないので、もっと若い人にもこのイベントに参加してほしいと思います。

 

改新みらい

冨井 篤弥