こんにちは、改新みらいの冨井です!
伊奈町でも昨夜にみぞれのお便りが……
時計の秒針のように窓をたたいておりましたが、それがまさか雪に変わっているとは思いもよらず。
朝、一面が白く輝いていて驚きました。
幸い、大雪とはならずに済みましたが、木曜の夜から金曜の朝にかけても雪予報がでています。
今年は記録的な暖冬との報道もありますが、冬もまだまだ粘っております。
さて、本日6日、伊奈町議会の文教民生常任委員会が開催されました。
議案6件を審議しました。
●文教民生常任委員会で審議した内容●
・令和5年度伊奈町一般会計補正予算
→全会一致で可決
・令和5年度伊奈町国民健康保険特別会計補正予算
→全会一致で可決
・令和5年度伊奈町介護保険特別会計補正予算
→全会一致で可決
・令和5年度伊奈町後期高齢者医療特別会計補正予算
→全会一致で可決
・伊奈町子ども医療費支給に関する条例の一部を改正する条例
→全会一致で可決
なお、本条例は、伊奈町の子ども医療費支給について、主に以下のことを改正するものです。
☆子ども医療費支給について、日本国内に住所を有する保護者に限定するもの。
☆税金滞納者の保護者は、子ども医療費支給の対象とならなかったが、それを撤廃するもの。
☆他の自治体の制度で、現に子どもなどに対する医療費の支給を受けている子どもがいる場合は、支給対象から外すこと。
などです。
(私が行なった主な質問の要約)
ー子ども医療費の支給制限を撤廃した理由について。
ー子ども医療費の支給制限を撤廃することには賛成。税金滞納は保護者の問題であり、子どもには全く非がない。しかしながら、納税の義務を果たすことも、子どもに対する教育の一つであり、親の義務である。税金滞納をしている保護者への啓発、サポートをどうしていくか。
・伊奈町介護保険条例の一部を改正する条例
→賛成多数で可決/改新みらいは反対
(改新みらい、日本共産党の文教民生常任委員は反対)
伊奈町介護保険条例の改正についても審議しました。
国民健康保険料に続き、介護保険料についても、令和6年4月以降は値上げしたいという提案でした。
基準額は、年額66000円→75600円の値上げ、月額にすると5500円→6300円の値上げの提案です……
自分自身は現在28歳ですが、被保険者となる10年後のことを思うと、かなり不安です。
また、今までは15段階でしたが、これからは20段階にしたいという提案もございました。
これまでは、最終段階は15段階目の年間所得金額500万円以上の方の年額118800円でした。
提案では、これを更に細分化し、最終段階は20段階目の年間所得金額720万円以上の方の年額181400円となっております。
かなりの負担増であることが分かるかと思います。
ちなみに、40代の方々の所得中央値は、450万円です。
450万円の所得ですと、現行は第14段階で、介護保険料は年額112200円です。
これが提案の介護保険料となると、第14段階で、年額136000円となります。
年にして23800円の負担増。ちょっと大きいですよね。
介護保険料についても抜本的な制度改革が必要な時期に差し掛かっております。
値上げの条例案を受け入れるのは、将来を考えれば見過ごすわけにはいきません。
したがって反対としました。
そして気になった点がもう一つ。
一昨日の3月4日には令和6年度の介護保険特別会計予算の審議をしました。
そして、本日、この予算に密接に関係する介護保険条例改正案の審議をしました。
これって変ではないですか?
予算を編成するときは、その予算に関係する法令や条例等に基づいて編成することも当然必須になります。
しかし、介護保険の予算を審議したときは、まだ材料が出そろっていないわけです。
介護保険条例の改正を審議することは決まっているのに、です。
そんなことで、4日の予算審議では順序がおかしいのではと意見しました。
そして改めて今日、介護保険条例の改正の審議で、質問してみることにしました。
――この介護保険条例の改正がなされることを前提として、令和6年度の予算も作っているのですか? と。
町からは、明確な答えをいただけなかったものの、ニュアンスとしてはそれを肯定するようなご答弁でした。
当該予算に密接に関係する条例の改正について議会の議決を経ずに、先に予算のほうを審議することには違和感があります。
条例という法律、二元代表制という仕組みを軽くみているような印象を私は受けました。
なお、こうした取り扱いは、他の自治体でも多々行われており、法令上の問題はないみたいです。
現在の二元代表制について、まだまだ改善すべき大きな問題があることを改めて今回の審議で痛感しました。
改新みらい
冨井 篤弥