こんにちは、改新みらいの冨井篤弥です。

 

伊奈町では、3月1日、4日に、町と伊奈町議会の予算特別委員会とで令和6年度分の予算審議が行われました。

 

予算審議は、昨日3月4日に終了し、特別委員会のなかで採決まで行いました。

 

●審議した予算案●

 

・令和6年度伊奈町一般会計予算

→全会一致で可決

見直しや廃止してほしい事業などは幾つかございましたが、ほとんどの事業に問題はないため賛成としました。

(事業ごとに議決できるのが理想です……)

 

・令和6年度伊奈町国民健康保険特別会計予算

→賛成多数で可決/改新みらい賛成

(日本共産党は反対

なお、「改新みらい」は、この予算と密着に関連する「伊奈町国民健康保険税条例」の改正を12月議会で「反対」しました。

日本共産党も同じく、この条例の改正には反対しております。

ただし、改新みらいでは、町議会の議決(改正賛成多数で可決)に従い、また条例改正等を踏まえて伊奈町側も「国民健康保険特別会計予算」を適正に編成したと判断したことから、予算案につきましては「賛成」としました。

 

国民健康保険料の値上げには反対ですが、そのためには、制度に加えて法律、条例の改正が必要です。

よって、これは、関係機関に要望したり、制度改正や法律、条例改正の議論に持ち込み審議するものです。

今後とも、保険料の負担軽減のため、制度の見直しや、法律、条例の改正を求めていきます。

予算そのものについては、改正される条例等をもとに組成されたものであり、収入・歳出に問題がある等が概ねないため、賛成としました。

 

・令和6年度伊奈町中部特定土地区画整理事業特別会計予算

→全会一致で可決

 

・令和6年度伊奈町介護保険特別会計予算

→賛成多数で可決

改新みらい、日本共産党は反対

この介護保険特別会計予算ですが、この予算は、これから審議される町介護保険条例の改正が可決されることを見越して審議されました。

条例改正することを前提として、予算の審議を行なっているのです。

今年3月の伊奈町議会では、令和6年4月からの介護保険料における区分の細分化と、値上げを含めた「伊奈町介護保険条例」の改正案が審議されます。

しかしながら、まだ、これを審議する文教民生委員会は開かれておりませんし、議会の議決も経ておりません。

過程に問題があるのです。

ただ、現行の法律では予算審議のあとに当該の予算の条例改正案を審議しても問題はありません。

仮に否決されても、行政側は予算を作り直して次の議会に補正予算を出せばいいからです。

とはいえ、条例や二元代表制を正直軽んじているように感じざるを得ません。

 

条例の改正案について議会の議決→決まった条例、法規等に則って予算を編成→予算審議、議決とすることがあるべき姿ではないでしょうか。

 

改新みらいについては、国民健康保険料の値上げと同じく、介護保険料の値上げにも反対です。

まだ介護保険条例の改正の議決が議会でなされておらず、町議会としての決定もないため、この予算を支持する理由はなく反対としました。

 

・令和6年度伊奈町後期高齢者医療特別会計予算

→全会一致で可決

 

・令和6年度伊奈町水道事業会計予算

→全会一致で可決

 

・令和6年度伊奈町公共下水道事業会計予算

→全会一致で可決

 

以上が、伊奈町における令和6年度の予算審議でした。

 

 

●伊奈町議会の令和6年の予算審議の概要●

・付託機関:伊奈町予算特別委員会

・特別委員会の委員:議長を除く全議員

・委員長:髙橋まゆみ委員長

・副委員長:山野智彦副委員長

・町側出席者:町長、副町長、教育長ほか担当部署

・開催日:令和6年3月1日、4日(二日間)

・開催場所:伊奈町役場2階の全員協議会室

・傍聴された方:1日、4日ともにおりました(予算特別委員会も傍聴できます!)

 

 

改新みらい 代表

冨井篤弥