雨足が強くなってきたので、今日は定時に切り上げて帰宅しました。
心配な夜です。
安全にお過ごし下さいませ。
前記事に続きます。
ワタシが庵野秀明展の解説に行けなかった理由は、夜の部のチケットを取っていたから
名古屋 御園座
スーパー歌舞伎 ヤマトタケル
2018年5月以来のスーパー歌舞伎の観劇です。
「スーパー歌舞伎って…邪道じゃない?」と
思っていたワタシが観る切欠となったのは、当時、中学生だった娘が「スーパー歌舞伎ワンピース」を観たいと言った事でした。
行ってみたら、なにこれめちゃ楽しーい
「ワンピース歌舞伎、もう一回観たい」
なんて、孫の言葉を聞いて嬉しいであろう芝居好きな母は
「母さんと、また行っておいで」とS席2枚をプレゼンしてくれました✨🎁✨
スーパー歌舞伎は舞台美術も素晴らしく、床までの全体、そして宙乗りがよく見える2階席も良いなと、その時に感じましたので、毎月の観劇続きで👛懐が侘しい自分をそう言い含め2階席をエントリー🎲
御園座さんありがとう。
良いお席が当選しました🎫
揚幕から舞台までの距離が七三の場所にありスッポンと呼ばれます。
役者さんが退場、入場の際に見得を切る位置でもあります。
眺め良し。
スーパー歌舞伎は、現代語のセリフの為
わかりやすい。
でも、古事記の知識が乏しいのでイヤホンガイドをレンタルしました。
事前に予約して支払いを済ませておく事で、現地で現金のやり取りがなく受け渡しがスムーズになりました。
この、イヤホンガイドで解説がありましたが
歌舞伎 と スーパー歌舞伎の違いは
3S
と言われるそうです。
Speed
Spectre
Story
セリフも立ち回りもスピードがある為、舞台の袖で打つ柏子木は1.5倍の速さとか、確かに速い。
ワイヤーの宙乗り、豪華な衣裳や舞台。
過去に、猿之助さんが舞台装置に巻き込まれ開放骨折を負った事故があったのがワンピース歌舞伎でした。
この度も、千秋楽を無事に迎える事、ただただ祈っておりました。
先ほども述べましたが、現代語セリフの為
ストーリの解りやすい。
ヤマトタケルを演じるのは
市川團子さん
娘と同じ2024年生まれ。
今年二十歳🎁
そして、全てが美しい。
歌舞伎役者にしては顔が小さ過ぎ とかなんとか言われていますが、ど迫力は無くとも
惹き付けるものは充分に備えていらっしゃる。
「長生きしたい」と強く願う質ではありませんが、2月の襲名疲労の新之助くんといい、
大変ご立派。
若手の成長を楽しむ為に、健康で過ごし、そして余力👛持ちたいと思うのです。
團子さんは、このヤマトタケルのワカタケルがデビューでしたので
ワカタケルが、ヤマトタケルに成長したというのも話題となりました。
團子さんの実の父親の中車さんと親子の役を演じていらっしゃいます。
このヤマトタケルは祖父にあたる市川猿扇さんが手掛けたスーパー歌舞伎最初の作品。
時折、スーパー歌舞伎を作った祖父の面影も
ちらほら垣間見れました🥺
古い者の型を破る といったセリフが何回が聞かれました。
観劇したこの日は一年前に猿之助さんのあの事件があった日。
いろいろと続く澤瀉屋だけに、込み上げるものがあります。
福之助さん、久しぶりに拝見しましたが
お母様の三田寛子さんに似ていらっしゃる。
成長が楽しみな役者さんの中に、ベテラン勢も加わって歌舞伎の決まりごとを守りつつ支える見応えある舞台でした。
焼津、尾張、亀山、伊吹山、伊勢神宮
草薙の剣…この辺りに、ご縁のあるワード
古事記に触れることで、今後の参拝がまた
楽しみとなりました。