このブログのタイトル通り、ちょっと今日は高校生でもなく、17の小さな人間として書かせていただきたいと思います。

+現実は+

『白い巨塔』や『ブラックジャックによろしく』そして最近では『医龍』という医療をテーマにしたテレビドラマ、そして『チーム・バチスタの栄光』などに代表される『医療の現場』をテーマにした本も数多く出版され、最近のメディアでも医療に関しての話題は尽きることが無いと思います。


医療ミスを題材にしたものは特に人々の関心を集め、同時にあまり露出されない医療の現場の実情として貴重な情報をもたらしてくれています。私も関心があり、よく調べたり見たりします。


そして、思ったことがあります。

医療ミスを起こしたり、違法なことをしてしまった医療関係者の方。

その人の家族はどうするのだろう。

例えば、自分の父であったり、夫であったり、そういう存在の人が違法なことをしていることが分かったら。


私も、父が医者をしております。

私は彼の稼いだお金でこうして生活をし、十分な暮らしをさせていただいています。

幼い頃は単純に父は人の命を救い、その仕事に誇りとプライドと信念を抱き、堂々と生きていると思い、そんな父は私の誇りであり生きていくうえでの目標でした。


それは今でも変わらない、私の思いです。


しかし、成長するにつれて医療の現場は人を救うだけではないということを知り、その思いは微妙に変化していきました。

それは父を神聖視してしまっていた私の『医者とは、絶対に人を助けている』という、何の根拠もない短絡的な間違った見方によるものから起こった当然のことですが、とても複雑な気持ちになりました。


もしかしたら、父もミスを犯しているのかもしれない。

誰かに恨まれ憎まれ、誰かを悲しませるような事をしているのかもしれない。


人間は失敗をする生き物です。

私などは失敗をしすぎて、もうそろそろいい加減にしなければならないような人間ですが、父も人間例えならばどんなに完璧を目指していても失敗はするでしょう。


人が誰しもから嫌われること無く生きていくのは大変困難なことで、不可能に限りなく近いことだとわかっているのですが、それでもやっぱりそんな父は嫌だなぁと考えてしまう私は、やっぱり現実から目をそむけている事には違いないのでしょうか。


大変、不躾な内容だったとは思いますが、ここまで私の独り言のような文章を見てくださった方、本当にありがとうございました。