今日は朝から雨で、かさを持って行ったのですが、自転車で登校中に自転車の前輪に傘が巻き込まれ、やぶれてしまいました。

素敵な傘だったのですが、残念です。

+何歳に見えますか+

「今日はとても風が強いです」


話し掛けてこられた一人の兵隊の方は、まだ若そうな人でした。

私の隣にいたクラスメートの女の子はにこっと笑って、きちんと韓国語で「アンニョンハシムニカ」とすばやく答えていましたが、私は気後れしてしまい、ただ黙って会釈をしました。


「日本語がお上手なんですね」

クラスメートの女の子はさっそく話し掛けていました。私は、喋ることも出来ないままじっと隣で兵隊の方と女の子の話を聞いていました。

「少しの期間ですが、日本へ留学していました」

「そのときに、日本語を覚えたのです。」


話の内容によりますと、この兵隊の方は大学生時代に日本へ二ヶ月ほど留学をしていたそうです。

たった二ヶ月間しか滞在していらっしゃらなかったとは思えないぐらいに、日本語を上手にお話されていましたし、韓国の方が日本語で発音するのが難しいと言われている「サ行」の発音もきちんと」出来ていました。


「日本にいたときは、どこに行きましたか?」

日本語がとてもお上手な方とはいえ、外国の人を前にしても積極的に女の子は会話をしていました。

「日本にいたときは、京都にいました。お寺をたくさん見ました。」


他愛も無い会話が続きます。

「とても若く見えますが、歳いくつなんですか?

これは私もとても気になっていました。

韓国が日本と違い、徴兵制を行っているのは知っていましたが、具体的にどれぐらいの年齢の方がいらっしゃるのかは知りませんでした。

(25,6かなぁ・・・)

「私はいくつに見えますか?」

兵隊の方は笑いながら、私達にしつもんをされました。

「25ぐらい」

これは女の子の予想。

「あなたはどう思いますか?」

思いがけず、兵隊の方に話し掛けられて少しびっくりしつつ、私も「26・・・ぐらいに見えます」と答えました。


「そうですか、私は22歳です。」


衝撃でした。