28歳事務職希望の女性、エージェントの餌食になる。 前編はこちら！
士業の事務所で働いていたAさんに
一発目に無期雇用派遣を
提案してきたエージェント。
次にこのエージェントが提案してきたのが
不動産業界の正社員での経理事務です。
え、最初になんでこれを提示してあげないの？！
と思いますよね？？？
エージェントいわく
この求人、募集人数が1名で
すでに社長面接まで進んでる方がいるんですが、
その方が内定をもらえなければ
面接受けてもらえますよ♪
マジでふざけてんのか！！！
そんな不確定な求人提案してくんな！！！
と、この業界のことをわかっている人間だったら思うわけです。
ですが、ほとんどの求職者は
人材業界の闇を知らないので
その道のプロであるエージェントが言うんだから間違いないのかな…。
とか思ってしまって、
エージェントの言葉を真に受けて、
エージェントの都合のいいように使われてしまいます。
私に人材業界のなんたるかを教えてくれた師匠は、
このような求職者のことを
「人柱」
と呼んでいました。
エージェントの都合で
空いてるスポットに埋められる
「人柱」。
話をAさんに戻します。
結局Aさんは無期雇用派遣の面接を受けて
内定をもらいました。
そして内定承諾までの期間が短すぎて
他の企業の面接等を受けることなく
そのまま無期雇用派遣社員として働くことになりました。
＊ちなみに不動産業界の経理事務は先の人に内定が出て受けられず。
無期雇用派遣の派遣元の会社は
このエージェントを運営する会社と同じ
人材業界最大手の会社が運営しています。
グループ内でたらい回しですね↓
Aさんが派遣された先は、大手電機メーカーの経理事務。
だがしかし、
Aさんの就業場所は
人材業界では陸の孤島と呼ばれ
求職者が誰も行きたがらない場所。
Aさんの通勤にかかる時間は片道2時間弱。
しかも交通費で足が出る！！！！
これでは残業が無くても…。
業務内容は経理事務と言われていたが、
蓋を開ければただの一般事務。
派遣元の営業担当が言っていることと
派遣先で言われることに齟齬が多発。
さすがのAさんも堪忍袋の緒が切れ
派遣元の営業担当に
・営業担当の変更
・派遣先企業の変更
を申し入れました。
申し入れに対してこの営業担当、
「営業担当の変更はできません！」
「一社で長く勤めてもらうことを念頭に置いているので派遣先企業の変更はできません！」
「どうしても嫌なら辞めてもらうしかありません！！！」
と言いやがりました。
そこでAさんは
もう辞めるということを伝えると、
営業担当
「(現在7月中旬)9月末まで辞めることはできません！」
そんな訳ねぇだろっ！！！
今Aさんに辞められたら
てめぇの成績がガンガン下がるのと
補充要員探す時間がねぇんだろっ！！！
営業担当に言いくるめられて
9月末で退職しようとしていたAさんでしたが、
安心してください。
毅然とした態度で法的な根拠に基づき
退職意思を伝えてもらったところ、
最短の2週間で退職に至りました。
まぁ、ビビった営業担当は
「今回は特別に他の派遣先企業を紹介することもできますよ
」
とかぬかしていたようですが。
さて、
無事に退職できたAさんは
自分に相応しい職業選択をするために
これからキャリアトレーニングを通じて
自分の人生の軸を見出します。
自分の中で選択の基準をしっかり持っていれば、
自分の力で職業選択ができるようになりますし、
エージェントも正しく使うことができるようになります。
20代後半の重要な人生の選択。
エージェントの餌食になることなく
自分の力で自分に相応しい選択をしてほしいです！
✅なんだかモヤモヤ・・・
✅将来に漠然とした不安がある・・・
✅転職か今の職場で頑張るか・・・
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