池波正太郎からの白洲正子 | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。

安房鴨川から外房線で千葉、総武線で秋葉原、つくばEXで浅草。



車窓からはしばし海を観る。



浅草、台東区生涯学習センターの池波正太郎記念文庫へと立ち寄った。


館内に池波正太郎の書斎を再現している。


劇場版鬼平も観たことだし。弁慶は池波正太郎との出会いはずいぶんと遅い。剣客商売はテレビで観ていたが、吉右衛門さんの鬼平犯科帳をよく覚えているのも、この5年の間で時代劇チャンネルで観たからである。そして本も読んでいる。エッセイも好きだし、人生の教科書にもなっている。例えば、馴染みの店に手土産など持って訪ねたりすることが多いが、それも池波正太郎から学んだことである。


このような施設としては上田の真田太平記念館以来の訪問であった。


そこから上野駅までは徒歩で向かった。



矢先稲荷神社


途中の商店のあちらこちらにいっぱい祭礼の幟が立っていたので、立ち寄ったのだが、三代家光が作った浅草三十三間堂というのがこの辺りにあって、その守護の神社だったという。拝殿の格天井には豊かな色彩の馬の絵がたくさん奉納されていて、観ることができた。



勢いでアメ横を横断して御徒町まで歩いた。まだ昼なのに飲み屋は盛況で、呼び込みも威勢が良かったが、用事があるのでここから山手線へ。



魁力屋になぜこんなに行列が!と思ったら創業記念でラーメン無料券がもらえるようだった。



旧白洲邸 武相荘


久しぶりの訪問であった。町田は何で行ってもそこそこ遠い。今回は初めてイベントに参加してみることにした。



レストランではビールだけ頂き、開演を待った。ちょっとフライングで一口飲んでしまったが。



レストランの天井は撮影できるが、ミュージアムは撮影できないのが残念ではある。



ミュージアム入り口。以前は武相荘の入口に券売所があったが、ここで券を買うように変更されていた。イベント参加者は2割引きであった。



ミュージアム外観。まさにここが白洲次郎・正子夫妻の住処だった古い農家をリフォームした家。


館内に白洲正子の書斎が完全な形で残っている。



庭にある鈴鹿峠は正子が命名したが、新婚旅行で霧の鈴鹿峠で次郎の運転する車を正子が徒歩で先導し越えたのだそうだ。



庭の石。柱でも立っていたのだろうか。



石仏。



正子は、この三重塔の下に次郎の遺髪を埋めた。



次郎が10代で乗り回していたというペイジの同型車両。個人的にはポルシェ911のほうが、ここではリアルかと思うけど。



参加したイベント


白洲正子の蔵書の中から一冊を選んで、その内容を読み解く。実際に白洲正子の蔵書が回覧され、どのようなところに印や線が入れられているかも含めて読み解く物であった。


今回選ばれたのは、馬場あき子著「鬼の研究」。


なんとも面倒臭そうな本であるが、弁慶はこのイベントを知ると真っ先に予約し(実際、1番上に名前があった)、その後のフォーローを怠ったので、何を題材にするかを知ったのは、直前に確認した時だった。したがって、読んでない(爆)。でも結構読まないで来てた人、多かったよ(爆)。


まあ、これから読みます。


ね。