つづきです。
不二ホテルの臨時休業に一瞬たじろぎましたが、まだ望みは捨てません。実は湯沢温泉にはもう一軒旅館がある(はず)なのです。看板もあります。でも、建物が見当たらない!
どこなんだろうとあたりを見渡していると、不二ホテルの裏側に向かっている細い道の奥に、道案内が見えました。
(注)これは帰りに撮影したものです。
入浴料金は500円。
浴室へは、この階段の裏側方向に進みます。女将さんが浴室まで案内をしてくれて、浴槽を覆っていたアルミ蒸着シートを剥いでくれました。
ちなみに長生館は内湯しかありませんが、その内湯が混浴です。
浴室。タイル張りのシンプルな浴槽は手前があたたか目の循環で、奥がぬるめの循環だと思います。
女将さんは、手前のあたたかい浴槽の蓋だけ外して行きましたので、奥の蒸着シートは自分で外しました。しかし、手前のあたたか目の浴室でも充分にぬる湯だったので、簀の子状の蓋までは取りませんでした。ぬる湯ですが、よく温まりましたよ。
左隅からトクトクとお湯が沸いて来ています。
蛇口には布がかぶせてあるので、源泉だろうと予想して飲んでみましたが、柔らかな軟水という感想以外覚えていません。硫黄の匂いはなかったと思うのですが。
シャンプー、ボディーシャンプー、固形石鹸。私は、もうしばらく前から固形石鹸愛好家です。
特に源泉についての表示が見当たらなかったので、これを書くために調べると、参考になるブログを発見。
源泉名 湯沢温泉長生館
泉質 規定泉(総硫黄の項で温泉に適合)
泉温 16.5℃ pH 7.71
という分析表の画像がありました。おや、不二ホテルと源泉が違うんだ!
帰ろうとして奥に声をかけると、女将さんがわざわざ出て来て「ありがとうございました。またおこしください。暗くなりましたので、お気をつけてください」とお見送りしてくださいました。心を暖かくなりました。
ね。