そして抹茶塩が残った | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。

そして誰もいなくなった by アガサ・クリスティー

の続編ではありません。弁慶のダークサイドが吐露されます。


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その年はとあるスタンプの期限の年であったのだが、何かと忙しく残すところ2カ月となっても、残り1つの枠は、むなしく空欄のままだった。

ここで逃すと積み重ねた9つのスタンプが無駄になってしまうと焦りながらホームページと睨めっこして予約を入れたのだか、いつも利用している低コストのコースに空きはなく、ステーキと天婦羅の付くコースしか表示されていない。

料理のコースの違いだけで部屋は同じはずなので、変な話ではあるが仕方がない。

だいたい、あの天婦羅はいささか油っぽくてよろしくない。←ここ重要!


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さて、当日。

いつものように長風呂を楽しんだあと、いよいよ食事となった。

ブナの酵母のビールなどを飲み、鴨鍋に岩魚に舌鼓を打ち、ステーキなどをいただくうちに腹もきつくなりつつありまして、そろそろと思う頃、天婦羅が通り過ぎて隣の一人旅のおじさんの元に。

ん?この方はステーキ食べてないけど・・・

給仕した青年も「はっ」と気づいて、




すばやく抹茶塩をお届けします。

おい、そっちかい?

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そのまま、予想通り天婦羅は来なかったのです。そして、テーブルの上には手付かずの抹茶塩が残ったのです。


この時、私、思いました。

「もともとそんなに食べたいわけじゃないからこのままでいいや」と。


でもこれは不幸なことでした。


すでに食堂には二人しか客は残っておらず、給仕した青年とベテランのおばちゃんが二人控えておりまして、その空気がなんとなく問題の発生を理解しているかのように感じられたこと。

いらないと思っても、余計なお金を払ってますしね。

後になって、やっぱりわだかまりとなり残ります。

結局、これで獲得した権利もその後、期限がきて流れてしまいました。(一人旅だとなかなか使える宿もなく)


かと言ってですねー、

「これ来てないけど、もういいよ」といって、それで持ってこられて悪ーい雰囲気になった善光寺のそば屋もあるし、難しいです。

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画像はまったく関係ないけど、最後の画像から何を読み取るかはあなた次第です。