青森紀行 212湯 野の花 焼山荘 | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。

それは5月の初めのことじゃった。


帰宅の途についたわしの携帯電話がけたたましくなって、いったい誰じゃろうと見てみるとそこには「蔦温泉旅館」の表示があったのじゃな。


予約の確認にしてはずいぶん早いなぁと出てみると、それは思いもしない内容じゃったのだ。


「急遽、改修工事を行うことになったので、別の宿をご案内いたします・・・」


後日お詫びの手紙が届いて詳細がわかったので、しかたないと納得したが、わしにとってはこのツアーの核心部として設定していただけに、かなりのショックじゃったよ。


一昨年、震災で痛んだ宿は職人不足となり修繕ができないでいた。そこに昨年冬の雪害で痛みが酷くなってしまった。ここにきて、なんとか職人の手配ができそうなので、修繕したいというのがその理由じゃったので、しかたがないのぅ。



212湯 野の花 焼山荘


〒034-0303 青森県十和田市法量焼山64
0176-74-2345


photo:08

代替宿は3つあった。わし的にはなるべく日本旅館を選びたっかったので、あえてメイン設定ではなかったこちらを選ばせていただいた。

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宿につくとウエルカムドリンクはお茶じゃな。そして、蔦温泉からの日本酒のサービスと入浴クーポンが渡された。部屋は8人用の大きな部屋で、ゆったりじゃった。


「青森の温泉」のジャンルでいつまでも温泉を書かないと苦情がくるかもしれないので、食事の前に温泉から書くかな(笑)


焼山荘には3つの浴室があった。


1、青森ひば風呂

2、露天花うつしの湯+青森ひば風呂

3、離れの露天 月うつしの湯


この3つの浴室を20時を境に男女で運用するのじゃ。20時までは2が男風呂で1と3が女風呂とな。


ということで、到着して最初に入ったのが2の青森ヒバ風呂(内湯)


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そして、それに付随する露天 花うつしの湯じゃった。


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この時はやや熱めな印象があったのだが、湯は源泉賭け流しで加水、循環は一切ない。


源泉名 猿倉温泉混合泉

泉質 単純温泉

泉温 56.0℃ pH6.33




こちらは、朝に入浴した3の露天 月うつしの湯のエントランスじゃよ。


朝寝坊弁慶のささやかな交湯録


おされじゃのう・・・。


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わざわざ離れ、といっても3つの浴槽は室内側から見れば普通に並んでいるのだけど、作るにあたって一応趣向を凝らしたのじゃろうな。脱衣所も他よりおされじゃ。

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朝入ったときは、ややぬるめの温度じゃったのう。これを意図的に調整しているとしたら、かなりの心配りといえるのではないか?


朝は循環器系の疾患の発生率が高いので、血液がどろどろになる熱いお湯には入るのはよくないからなぁ。寝る前の時間帯はどうじゃったのだろうなぁ?そこも精神を穏やかにするぬる湯が良いからなぁ。残念ながら、酔っぱらって寝ちゃったのだよ(笑)



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こちらは1の露天なしの青森ヒバの湯じゃな。温泉はすべて同一源泉なので、こちらの浴槽には入っていない。


浴感は特長的ではない。無味無臭透明なお湯だし、弱酸性よりの湯はさらっとしているというところじゃろか。それでも新鮮なお湯だと感じたな。湯口の投入方法も穏やかで五月蝿くないのもわし好みじゃった。


まだまだ続く・・・(全9編を予定しておる)