なぜかというと、トレンタ君を利用する場合、全員が同一の発着地であって、更に全員分を一括購入しなければならんからなのだ。
レンタカー利用券も同時に発行されるので、その分まで支払うから15万円。たまたまカメラを買った金額が10万円。名古屋の出張、急な接待で現金を持ち合わせていなかった分など、全部カード払いなので、カードの利用金額がすごいことになったんだな(笑)
目的は青森じゃ。東日本で唯一温泉に入ってない県、それが青森・・・とその時は信じておった。寝台でゆっくり考えたら気がついたのが、あのいまいましい神奈川じゃ。なんてこった。神奈川の温泉に入ってないだなんて、考えもしなかったぞ。
と思ったのは事実じゃ。でもね、今考えたら箱根に行ってるじゃん。酔っ払ってたんだねきっと。
ということで、東日本で唯一温泉に入っていない都道県であるのが青森なのじゃ。
というわけ(同一駅発)なので、全員が高崎駅に集結するわけだ。潔く休みをとった者、そうもいかなくて半休をとった者、定時でダッシュして帰ってきた者、様々じゃがな。
集合場所はキリンシティじゃな。
大荒れと報道されておった関東地方で、現にわしは家を出る前まで雷雨だったんだが、22時48分、定刻で寝台特急あけぼの号は高崎を出発したわけじゃ。
「なんでそんなところケチるの~?」ととある参加者の妻が申したそうだが、寝台車ってものはそんなに快適さに違いがあるわけでもなく、まあBソロとかAとかならプライバシーは確保されるけど、Bと同じ客室条件で、浴衣、毛布、枕がないのが、ゴロンとシートなわけじゃよ。
みんなキャンプ経験してるでしょ。大丈夫、大丈夫。これで約6000円/人の節約になるのだから、その分、旨い物喰ったりしたほうがいいでしょ(笑)
ここで親切にあけぼの号について、語ろう。
あけぼの号は上野発の夜行列車降りたときから~♪・・・いやそうじゃなくて、そうなんじゃな。それで、なぜか群馬を通って新潟に抜けて日本海側を北上して、青森駅は雪の中~♪・・・に到着するのだな。
食堂車はおろか、車内販売、自動販売機もない。喫煙室もない(が、喫煙できる個室の寝台はある)。停車時間もほとんどの駅は短かいので、駅弁ダッシュが可能なのは秋田駅の4分間の停車時間だけじゃな。それには3号車とか後ろよりに車内で移動しておくと良いと思う。喫煙したい場合はゴロンとシートの8号車がベストじゃな。目に前に喫煙場所があったからな。ちなみに8号車は前のほうじゃな。
ちなみに、女性客専用の通称レディゴロなるゴロンとシートは1号車であるな。普通のゴロンとシートにも女性は乗れる(乗ってたし)ので、これは男女不平等であると問題にしている人もあるな。これがサンライズ出雲などという、なかなか取りにくい人気列車であると、その不平等さは著しく現われるだろう。あけぼののボロンとシートもこの日は満席で、発売日にとったわしらは、真ん中より後ろ側だったので、翌日だったら取れていなかったような気がする。
飲料水はとりあえず、社内にあることはるが、ちょろちょろとしか出てこないのじゃよ。だから、飲食物は事前に買い込んでおかねばならない。
トイレ、洗面所はあるし、そこには100V電源が供給されているから、いろいろなことに利用できる。
話を戻す。
ほらね、快適じゃよ。乗り込んでからもひそひそと宴会は続いて、もう十分呑んでるわけだしね。寝るだけ、ね~る~だ~け~。
目覚めれば、もう窓の外は秋田県だわな。
秋田駅ですら6時台の通過なのじゃよ。到着まではまだたっぷり時間があるので、思い思いに寛ぐのじゃ。わしは二度寝した。
9時45分、ようやく新青森駅到着じゃな。終点、青森まで行きたいところじゃが、レンタカーの営業所が新青森駅前なもんで、ここであけぼの号とはお別れじゃ。
先頭車両の色が違うのは長岡駅で交換されるからなのじゃな。
さ、いよいよ青森じゃよ!