昨日、私は回答はあるはずだと安易に記述した。しかし、本当にそれはあるのだろうか?1日考えたがあまりにも難しい問題である。
以前ORP値(酸化還元電位)について記述したことがあるが、この指標ひとつを持って全てを判断できるほど温泉の効能は単純なものではないと思う。
泉源での分析値だけでなく、湯口での分析値を自主的に併記する温泉があったら、評価にあたいするかもしれないとも考えたが、それが信用できるかどうかはまた別の問題である。もしかしたら比較的に安価で成分分析を行う機関があるのかもしれないが、少なくとも温泉であるか否かというレベルでの分析についての費用は高額で、それゆえ成分的には温泉の認定が受けられるにもかかわらず、申請していないという「湯宿」は現実に存在している。
また温泉の成分の濃度と温泉の効能が相対的な関係にあるかと言えば、そうでもないと思わざるを得ない。
たとえば単純泉、アルカリ性単純泉という泉質。規定温度によってのみ温泉として認定されている温泉でも古より療養効果が高いといわれている温泉は、私が知っているだけでも、いくつか存在している。(俵山温泉、鹿教湯温泉、下部温泉など)
※昨日の記事でも述べたように単純温泉といってもほとんど真水のようなものではなく、ここで例に挙げた湯治系の温泉は規定成分の含有量が1000mgに満たないが、確実に含まれている単純泉である。
突然だが「ホメオパシー」という言葉をご存知だろうか。ヨーロッパ、中国などで古くから行われている非常に僅かな量の薬を使用することで病気を癒す療法のことである。
温泉療法の研究で知られた九州帝国大学教授の故高安慎一氏は、「温泉の効果はホメオパシーに似た作用がある」いるという言葉を残している。物質量が少ないからといって、その効果が少ないということではないというのだ。
私は湯治場として有名な単純泉の例にあげた俵山温泉の「町の湯」で不思議な体験をした。この単純泉は無色でみるからに味気ない温泉である。泡付きがあるわけでもなく、湯の花があるわけでもなかったと思う。当時の私の感覚からすると銭湯そのものであった。なぜこの湯が湯治の名湯なのか、ちょっとがっかりしながら入浴をしたのだが、このお湯に入った私は異様な疲労感を覚え、夕食後そのまま眠りこけてしまったのである。
以来、私はこの疲労感こそが「その温泉が自分の身体に対して作用しているかどうか」のひとつの基準と考えるようになった。つまり個人的な基準については、私は持っていることになる。
しかし、これは貴方にとっては、「誰のものともわからないクチコミ」にしか過ぎないことは昨日記したとおりである。
まじめに言えば、
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