美しい花ですね(^^)。
慌しく生きてきたので、花の名前を知りません。(だれだ、嘘つきってつぶやいたのは!)
こんな花の咲く小径を抜けて、荒廃した斜面を下っていくと、今にも崩れそうな人工の階段に行き着きます。そしてその階段のしたには古い湯屋がありました。荒廃してからすでに5年は経過してしまっているようです。
慎重に階段を降り立っても、テラス部はたぶん合板で造くられているのでしょう。いつ底が抜けてもおかしくはありません。
荒廃して骨組みだけ残った湯屋は、河原を見渡せる素晴らしいロケーションにあるのですが、その河川の増水がこの湯屋を荒廃させた最大の理由でもあるのです。
往年の湯屋からは、おそらくこのような景色が眺められたと同時に、やさしい渓谷に吹く風を味わえたのだろうと思いを馳せます。
これも怪しい階段を利用して河原に下りてみました。振り返るとこのような構造になっているのがわかります。
源泉の湧き出し口は、この河原にいくつか存在しています。対岸にも変色した岩が見られます。もっとも色の濃かった右下の湧き出し口からは十分採取に耐える湧き出し量が確認できましたので、採取しました。
無色の源泉は、口に含むと炭酸、鉄、薄い塩分などを感じました。ナトリウム・炭酸鉄泉とでも言うのでしょうか。この透明な源泉を沸かすと、茶色に変色するとのことで、そのことからも鉄分の含有が推測されます。また、採取後このペットボトルは若干膨らみを感じ、開封する度に「ポン」と炭酸が発生したことを証明する反応がありました。
この源泉地は、個人の所有地にあり、勝手に侵入することは不法侵入になります。今回は現地の方のご好意で、案内までして頂き、源泉を確認することができました。気さくな方々で麦茶や、アイスコーヒーまでご馳走になり、いろいろなお話を聞かせて頂きました。誠にありがたいく、また貴重な体験ができたことを感謝しています。
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