音符感謝して〜変化して〜ブルー音符


秋の訪れを微妙に感じながら

そっと庭に目をやる。



あんなに大汗かいてむしった草が

また伸びている。



よその子と草の成長は

あっという間だ。



毎日、働きに行っている皆さんの(家族)

お邪魔にならないように朝は7:30に

起きることにしてる私。




起きたら神棚に直行して

お世話をするのが日課となっている。 




中学生の時に父ちゃんに

「今年は、お前が神棚の係りをしろ。

毎日水を代えるんだぞ。」

と言われ一年間、神棚係になった。 




飽き性で何一つ続かない私だが

不思議とコレだけは身についた。



翌年は妹、その翌年は弟と

父ちゃんは勝手に任命したが

どちらも続かなかった。




神棚なんて有難いものを作ったクセに

父ちゃんも大晦日と三ヶ日以外は

ずっと放置であんぐり




見かねた長女は大役を買って出た。

かれこれ30年ぐらいになるかな?



父ちゃんは

相変わらず大晦日と三ヶ日だけ

自分でやっちゃういいとこ取りちょっと不満



リアル年寄りジャイアン。



神棚には何故か

毎日炊き立てのゴハンをあげている。




コレは、母に言われたからで泣き笑い

何か変だと思いながらも

変わらず炊き立て。




神様だって

炊いてあったら食べやすいか。 



まあいっか。



長年、取り替えるたびに

一口分のゴハンがゴミ箱に

捨てられていた。




ふとある日、

これ鳥なら食べられるのでは?と、思って



早速、玄関前にある木に

点々と付けてみた。



できれば絶滅が危惧されている

スズメ辺りに食べてもらいたい。



最初に見つけたのは、やっぱりカラスだった。


小さな木に付けてある米粒は

食べづらいのかなんとかしがみついて

食べ始めた。



カラスの存在に気づいたのはスズメ達。

おこぼれをもらいに来るようになった。




そのうちカラスは来なくなりスズメの餌場となった。




毎日7:30には

電柱に集合して鳴いているスズメ達。



ちょっと遅れると煽って来る。

可愛い顔して野生味に溢れてるんだから指差し



この頃は母も真似して

仏壇から下げたゴハンを同じ木に

付けるようになった。




月〜金はゴハンを炊くが

土日はお休みでーす。


母もチュンコ達が来るのを楽しみにしているようだ。



母と言えば、

父ちゃんの仏壇に最初にお供えしたのが

食パンという強者。




いつぞやは、鍋で残ったおじやを

木に付けたっていうから

発想が私の範疇を超えてくる。

ベタベタじゃん。




その日は、野良猫が木に登って

無我夢中で食べていた。



「今日のは味ついてるから

おいしいと思うよ。」


でしょうね真顔昨夜美味しかったもん。




さて、この木。

鳥が植木鉢に種を落として行った野生児。




数年前に処分すると言われたが

あんまり頑張って大きくなったもんで

可哀想になった私が玄関前に植え替えた。



その時は家族にブーブー言われたが

今や立派なシンボルツリーとして

我が家の一員となっている。



毎日、米粒を付けることになるなんて

思ってもみなかったなぁ真顔


木はご飯粒塗れで

喜んでいるのだろうか?

おじやまでつけられてね指差し


一度、皿のまま置いてみたが

チュンコ等は全くクチバシをつけなかった。



米の成る木で食べると決めてるんだろうか?



ゴミがゴハンになり、

木がダイニングになった。



時と共に役割も変化変容して行く

我が家もこの秋、ようやく変容して行くようだ。


どんな風になっていくのか?

ちょっと楽しみ目がハート






摩訶不思議

米の成る木