またまた​さようなら




先日、母方の伯母と

お別れしたばかりだというのに

今度は、父方の伯父が旅立ってしまった。






幼き頃、近所に住んでいて

「パパ」と呼んでいた伯父。





父ちゃんは単身赴任。



側にいてくれる男手のパパは

我が家の強い味方であった。





優しくて知的で穏やかで物静か

それでいて心に一本ドンと柱が立っている。




その柱はスマートながら強くて高い真顔




ウチの父ちゃんとは正反対知らんぷり





伯父さんと最後に会ったのは

父ちゃんの葬儀の時。





2日連続で電車を乗り継いで

一人で来てくれた。




80代半ばの伯父さんが

父ちゃんが好きだからと日本酒を持って。



重たいだろうに…

心づかいが染みた真顔





伯父さんは、父ちゃんの姉のご主人。





父ちゃんは、スタイリッシュな伯父さんに憧れてもいたし、いたく尊敬もしていた。




ホントの兄のように慕っていたのだと思う。






コロナ真っ只中に

伯母さんは亡くなってしまった。





伯母さんは晩年、認知症になり

一緒に住んでいる伯父さんのことも

時々分からなくなったそうだ。





「あの親切なおじさんが、優しくしてくれるのよ。」

と、娘達に話していたのだとか。





伯母は、一人で外に出て行ってしまうことが

度々あったそうだが






伯父は少し離れて後ろを付いて歩き

見守ったと言っていた。





以前住んでいた家の

ご近所さんのところに行くこともあったらしい。





現状を伝えて

「もしも行ったら、立ち話でもしてあげていただきたい。」とお願いしていたのだとか。





「喋るとね、落ち着いて素直に家に帰るって

言うんだよ。」と笑っていた。





認知症の妻との二人暮らし。

大変であったと思う。





伯母さんの葬儀の時に

「おばあちゃん(母親)に会いたい会いたいって言っていたから早く行ってしまったのだろう。

私は、もう少し一緒に居たかったのだけどね。」

と、言っていたっけ。




伯父さんの深い愛情に涙が出た。

いい夫婦だな悲しい






伯母さんを亡くしてからは

しばらく一人暮らしをしていた。






一人で何でもできる伯父さん。

さすがだなぁ。と思っていた。





体調を崩していたなんて

全く知らなかった。





こんなに突然に別れが来るとは




遠い記憶が甦り

懐かしさと感謝でいっぱいだ。

可愛がっていただいた。



涙と更年期の汗止まりません。





従姉妹から聞いた話。


「一人で立ち上がって転んでしまってね。

でも、家族の手は絶対に借りないと言って

触ることも許さなかったのよ。


私達としては、手伝ってしまった方が余程

気も楽だったのだけどね。


でも、父がそうしたいならばいいよ。

って言って見守ったの。



家族は、自分が守るものだから

面倒を見てもらうものではない。

そう思っていたのだと思うわ。

昔の考え方だけどね。」





伯父さんの家族に対する強い思い

そういう覚悟で生きて来たのか。



すごいなぁ。

いとカッコ良し真顔




精進落としは

いとこ達と介護あるあるで盛り上がった。




どの家も同じようなことしてるんだね。




あの子供だったいとこ達も

若くても40代不安




みんな心も体も丸みをおび

いい感じで年を重ねた。




いとこグループLINEを作成。


次回は、できれば慶事で使いたいね指差し




親戚のおばちゃんにツンツンされ


ニヤリ今度は、お祝いでね!ほれ!頑張れ!」



53歳独身に酷な励まし。





知らんぷり万が一あったとしても

既に銀婚式感出ちゃいますけどね。

まあ善処してみます。」



って言っておいたわ泣き笑い

正解の答えが行方不明よ。

 




伯父さんのおかげで

愛しくて懐かしい時間をたっぷり味わった。



寂しいけれど、良き一日。

伯父さん、ありがとうございましたお願い






いい夫婦ラブ

あちらで再会できたかな?