​毎日がスペシャル


この夏は法事が続く。


先日、最初の法事に早速行って来た。

母を乗せ北へとひた走る。

渋滞が起こっていて、いつもの2倍かかって到着。



着いたのは母の実家。

今は私の従兄弟と93歳になる伯母が住んでいる。



伯母は近年、物忘れが多くなった。



スッキリ刈り上げツーブロックの中年女が

キッチリ編み込みをして顔面モロ出しで



「伯母ちゃん、こんにちは」と、

ドアを開けたもんだから


伯母ちゃん軽くパニック。




頭をフル稼働させて

この親しげクセ強中年が誰なのか

検索しているのが見て取れる。



「あれ?分からないかな?紫万です。」


早めに名乗った知らんぷり



案の定

「なんだぁ〜分からなかったわ。」と言って

急に柔らかい表情になった真顔



また少し認知度が後退してるのかな?



到着と同時にお茶の代わりに

缶ビールを出してくれた泣き笑い




このありがたいオモテナシは

元気な頃からずっと変わらず指差しw



そう言えば昨年の今頃、伯母は入院していた。

食べられなくなったそうだ。


今年は、顔色も良くなって

ビールまで飲めるようになったんだね。

回復して良かった良かった。



さて、今回の法事

従兄弟が仕事で参加出来ないとのことで

伯母が参加することになった。


私の車で一緒にね指差し



支度から、ちょっとお手伝い。


「あれ?御佛前?御霊前?」袋を持って来た伯母。


御佛前にちゃんと従兄弟の名前を書いた。


その後「いくら入れるのかな?」と、

従兄弟に電話で聞いてお金を入れ


それをきちんとビニール袋に

入れてからバッグにしまった。



ちゃんとしてるわ〜目がハートやるね!伯母ちゃん。




それから数分後

「あ!大変だ。お金用意しなきゃ!」

と、言う。

実にフレッシュな言い方。

先程用意したことは全く記憶にないようだった。



「あれ?伯母ちゃん。さっき用意してたんじゃなかったっけ?」と聞くと



「してないよ〜。忘れちゃうところだった。用意しなきゃ!」と言う。




「ひょっとしてバッグの中に入ってたりして指差し

そんなことがあったら魔法だよねぇ目ラブラブ

と、言うと



「ホントだね。絶対無いけど

ちょっとだけ見てみようか?」

と、伯母はゴソゴソとバッグを探し始めた。


驚くことにバッグには

ビニール袋に入った御佛前があった。



「あ!あった!息子がちゃんと用意してくれてたんだわ。」

いい息子だね。あって良かったよ真顔




こういう毎日なんだろう。

毎日、何かしら魔法が起きるんだろうね。



その夜

「今日は暑かったらお風呂に入りな。

今沸かしたから。」

2度も見に行ってくれて手を入れて温度をみてくれたらしい。



「完全にいい湯だよ手早く入っておいで!」

と促してくれた。



それじゃと入れた片足。

これは水だね?泣き笑い


「お風呂ちゃんと沸いてた??

オレも5.6回引っかかって学んだんだ。

確認が必要だから騙されないでね。」

と、従兄弟。なるほどね知らんぷり



そう言えば父ちゃんの時もそんなことあったな泣き笑い



でもオモテナシをしてくれようとしている

伯母ちゃんの心は、しかと伝わった愛指差し

ありがたいです。



2泊3日なかなか刺激的な旅だった。



よく考えれば日帰り参加だってできるのに

母はいつも前乗りする。



なんだかんだで生まれた土地に行きたいんだな。



母も来年は80歳。

行ける時は連れて行ってあげよう。



ちなみに、お風呂に入って髪の毛を下ろしていたら


「そっちの方が若いよ。その頭の方がいいからそうしておきな。」と伯母ちゃんに何度も言われた。


認知度も薄れないほどの

インパクト中年だったんだと悟る。



今月も法事が2件。



ビックリさせないように

今度は、ふんわり髪を下ろして

「伯母ちゃんこんにちは♪」と言おうと思う泣き笑い





​おばちゃん私です