​似ててゴメンよお願いあせる



3人兄弟の長女として生まれ早53年。


しっかりともガッチリとも言える妹と


50近くになっても趣味にどっぷり浸かり

我が道のど真ん中をいく弟がいる。



弟は昨年、家に帰って来た。




社会の仕事控えめな長女は

ゴハンを作ったり掃除したり

布団を干したりって主婦的な役割をしている。




自分では周囲のことに気を配って

色々やってるつもりなんだけども

周りには伝わってないらしい真顔


弟の評価は

「ネーサン自由過ぎるじゃん」

お前もな指差し



いつだったか、

母が障子紙を張り替えたいと言いだした。


家が歪んでいるので

そう簡単には外れない。



慎重かつ確実を狙う弟がリーダーシップを取る。



原因を探って、

滑りを良くするロウ的なものを塗ってみたり

抜けやすいように敷居を押し上げてみたり。



「オレがここを押し上げるから

こっちの方向にこうやって引っ張って!」



言われた通りやるけど

外れる気配ナシ。

だって私、非力ですもーん指差し



「コレは無理かも知れないなぁ。」

諦めの風が吹き始めた時




ハンマーを持った姉、登場キメてる


力任せに障子の木枠を叩き始めた。



「ネーサン?ネーサンって!

戸が壊れるって!ムカムカネーサン!

オイやめろびっくりマークびっくりマーク

と、弟の声が響く泣き笑い


「…えはてなマーク



ムキー当て木してよ。木枠が凹む」



「あっはーい知らんぷり

面倒くさいけど言うこと聞くか



冷静な弟と、アグレッシブな姉の知恵で

障子戸は外れた。



思いつきで行動しちゃうのは父ちゃん譲りだな。

指差しそれにしても、やり口がワイルドだろ?

(粗雑ともいう?)

これまた父ちゃんの血泣き笑い


父ちゃんは私達の想像を軽々と越える

ワイルドDIYを繰り返していた。


ある日は

ベランダの支柱に穴を開けて

ぶら下がり健康機なのか

空中ブランコなのか

よく分からないのを作っていた。



ぶら下がってるの見たことないけどね泣き笑い


未だ風が吹くたびカンカンいってるわ。



父ちゃんの思いつきのおかげで

家、傷んでおります。


慎重派の弟は、ここ最近の地震の多さに

不安を感じているようだ。


「だからさ、もう建て替えなきゃダメなんだよね。」


と言い終えるが早いか食い気味で


凝視じゃあ働く?」

親指立ててヒッチハイクか?


不安うっ!コヤツ痛いとこ突いてくるあせる


彼の現実主義は母譲り。

妹も弟も母似。


頭の中がお花畑の長女。

宝くじばっかり買ってる場合じゃ無さそうだ泣き笑い


家庭内マイノリティだけど

なんとかやってますよ飛び出すハート

父ちゃん応援頼みますね指差し