バイバイバイバイまたねラブラブ


私がまだ若かりし頃、50代の人が

「50代って、いろんな別れがあって

ちょっと辛い時期ですよ。」と言っていた。



その時は他人事で聞いていたが



確かに、父ちゃんの介護が始まったのも、

亡くなったのも私が50代になってからだった。



2022年の4月、私は思い切って仕事を辞めた。




病院にしょっちゅうしょっちゅう

連れて行かなければいけないのと、

会社が生き甲斐の父ちゃんのサポートを

しようかと思ったから。



結局、途中から入院になって、やる事がなくなってしまった時期もあったんだけどね泣き笑い




同じ春、学生時代の友達に会ったら


「私、乳がんになっちゃったの。結構ステージ高くて。でも大丈夫、治して元気になるから!」


と言われて驚いた。



彼女は4人の子育てをしながら

仕事もこなす働き者。

忙しくてずーっと会えずにいた。




健康志向で食べ物にも気をつけていたし

暮らしの中で使う物はなるべく天然を選んでいた。



それだけに彼女のショックは計り知れない。



皮肉なことに病気のおかげで

また会える時間がたっぷりできたのだ。




私に出来ることあるかな?

一緒に楽しいことするぐらいか真顔

笑うと免疫力が上がるって言うし。



ここは一発、彼女の免疫力に期待して

一緒にぶち上げていこうアップ



「この際、行きたいところに行って、

やりたい事やっちゃおうよ!」

と、ホンットにいろんな所に行った。



神社好きの私に連れられて行っているうちに

神社の魅力にハマったひらめき


海が大好きピンクハートだというので、

ちょいちょい行っては水平線をぼーっと眺めた。


ある日はアサリを発見!

「私、潮干狩り1人で行ってもいいぐらい好きなのよね。」と、器用に足を使って掘ってハマグリまで見つけていた。


焼きたて団子やパンを買って食べた泣き笑い

あの「つまみ食い」感は一味違うんだよねお団子



どうしても行きたい!という大自然でハイキング。

「このまま、ここで暮らしたいぐらいよ。にっこり

と言っていた。


去年の私の誕生日は

ランチをご馳走してくれた。

忘れられない誕生日になった。


春分の日には、神社を巡り

魚を食べて帰って来た。


暫くして徐々に疲れやすくなり

体重が落ち、昨年の夏には外出を控えるようになった。


顔を見に行ってバカな話をして

マッサージをして帰るようになった。



9月の彼女のお誕生日にお祝いに行き

前から一緒にやろうと言っていた

ドッグラン付きのカフェの話をした。



LINEの返信が遅くなり、既読が遅くなっていった。


返信しなくてもいいように

大好きな自然や光の写真だけ送るようにした。


そして昨年10月。

大好きな友は旅立ってしまった。


人の気持ち分かり過ぎてしまうが故に

自分を後回しにしてしまうところもあったけど


最後はご家族にまるごと受けとめてもらって

大きな愛に浸って旅立って行った。



思いやりに溢れた

愛の塊のような優しい人だった。



最期に彼女が1番大切にしていたことが

ちゃんと返って来たんだなぁ

こんなに素晴らしいことってある?

と、心底思った。



自分らしく生き抜いた。

天晴れだ。



傍にいさせてもらえたことに

本当に感謝している。



彼女が生きたかった今日を、私は生きている。

布団でゴロゴロしてる場合じゃないね指差し



内緒だけど声が聞こえる(気がする)

昇天こっちも楽しいよ。早くおいでよ!

あ、まだ早いか爆笑気長に待ってるよ。


1人で声をあげて笑ってしまう泣き笑い


ありがとう!また会えるさ。

暫し、バイバイバイバイ


​今どこにいるのかな?