A-Select-大っきらいでもありがとう







song name; 大っきらい でもありがと
artist; 青山テルマ







http://jp.youtube.com/watch?v=b8GoBDukd9w






一緒に歩く時は、私が必ず左側を歩くとか、
ラーメンを食べる時にメンマをもらうとか、
携帯メールに「!」がつくときは、機嫌がいいとか。





そういう、二人で何となく決めてきたルールはどうなるんだろう。
これから、どうすればいいんだろう。





渋谷の街を一人で歩きながらそう思って、
そう思った瞬間に、また目が霞んだ。
もう、2ヶ月も繰り返してる。





私が寒がりな事を知ってて、だから冬は必ず二人で歩きながら温かいものを飲んだのに。
キャラメルマキアートが好きなくせに、大人ぶって3回に1回はブラックを飲んで、美味しいって笑ったのに。





一体、この寒さを今年はどうしたらいいんだろう。





* * *





何かおかしいと気づいた時にはもう何かがおかしくて。
もう、戻れなかった。





一方的と言えば一方的な事だけど、そういうことに一方的なんてないと思ってた。

二人の間にあるものは、結局二人の間にあるものだって、そう思ってた。今までは。






「別れ」という言葉は大げさで、
上手くいかないものは物理的に距離ができるだけなのだろうなんて、
そんな風に考えてた。今までは。






それが、こんな風にどうしたらいいかわからなくなっちゃうなんて
想像もしたことなかった。






* * *





12時にメールを送らないと、心配したって怒られちゃうとか
マフラーの結び方がおかしいと、そんなじゃ風邪を引くって怒られちゃうとか
香水を変えると、前のが良かったって怒られちゃうとか。





そういう何となく守ってきた私のルールは、一体どうしたらいいんだろう。





香水なんて、本当は私は何だっていいのに。
ただ、いい匂いって、言ってもらえる香水を買いたいのに。





もう2ヶ月も途方に暮れたまま、私はどこに向かってるんだろう。






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冬盤を作らなきゃと思いつつ、だらだらしているので、

今回も小休止でSpecialを。

これも、冬にぴったりの曲だから、冬に聴くのですけれど。






この曲が出たばかりのとき、「この歌詞、いったい何?なんて的確な」と

思っていたら、吉田美和で、すごい納得した覚えがあって。

こういうの作るのは、ほんと天才的っていうか。
青山テルマの歌声もぴったりだし。




こういう曲を聴くと、私は女の子に生まれてきて良かったと心から思うんですけど、

女子の皆さん、どうでしょうか。



















A-Select-bibo no aozora











song name; bibo no aozora
artist; Ryuichi Sakamoto




http://www.youtube.com/watch?v=bwhYiHJq16c&feature=related





「生きるとは、愛することで、
 愛するとは、生きること」





その意味がわかったのは、ずっとずっと先のこと。





* * *





私はそんな簡単で、そんな単純なことが、ずっとずっとわからなくて、
ただ、ただ、あなたのそばにいなかったことへの後悔に、ずっと引きずられていた。





そばにいてはいけない二人が、そばにいるということは、
それだけで罪になるだなんて、あの時の私には理解できるはずもなく、
ただ自分の無力さを、悔いるだけだった。





だから、あなたのそばにいられなかった自分を、
ただただ、後悔した。深く深く、後悔した。





そんな私の全てを知って、全てを理解していたあなたは、
だから私にこう言った。





「生きるとは、愛することで、
 愛するとは、生きることだ。」





ただ私を守るために、ただ私の愛を尊ぶために。





だから今、私は生きて、生きて、生きていく。
そして、愛する。





あなたから教えてもらったことを、ちゃんと受け取り、
ちゃんと叶えるために。






* * *





「生きるとは、愛することで、
 愛するとは、生きること」




その意味がわかったのは、ずっとずっと先のこと。




それでも今、私は、心からそう思えるから。




あなたが教えてくれた、その大切な事を、




今、信じています。




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つい先日、Ustで坂本龍一の北米ツアーを観ました。
あまりに感動して、ひたすら涙してしまいました(笑)。





そしてその中でも、やっぱり一番泣いたのが、この bibo no aozora 。





何だろう、よくわからないけど、この曲はとても何かの感情に触れます。いつも。





そしてこれを聴いたときに、思い浮かんだフレーズ。
今回はそれを膨らませてみました。




YouTubeの画像より、ツアーの時の演奏がさらにいいです。
iTunesでダウンロードできるみたいなので、是非☆










A-Select-Torn












Song Name :Torn
Artist:Natalie Imbruglia







http://www.youtube.com/watch?v=dEUrw3b85r4







「飯、行きましょう。」




確か、最初はそんな風だった。




「メシ、イキマショウ」




妙に、感じよく聞こえる響きで。




普段なら、きっと、面倒だと思ってしまう。
大体、私は一人が好きなのだ。




だから、答えた。
「それもよいですね。」





思うつぼだ。





何とも思ってない誰かと食事なんて、面倒だとしか思えないし、何も予定のない休日に、自分一人の大切な休日に、急な予定を入れるなんてあり得ない。




でも、それはあまりに当然のような響きで。
そうなることが、決まっていたような響きで。




面倒だとか、そういうの以前の問題だと思ってしまうような。




それから。
いつの間にか心地よくなって。
いつの間にか、長くなって。




今日も、なぜか休日の丸の内を散歩している。
大体、都会の散歩なんて、大嫌いなのに。





「一緒に、生きていきませんか?」





また、当たり前のように言われた。
大体、私は一人が好きなのに。





「それも、よいですね。」





また、思うつぼだ。






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私がずっと好きな曲。

これは、何となく、こんな雰囲気(笑)。





「なんか心地よい」





そういう感覚って、大事だなって思います。












A-Select-Real Love











Song Name; Real Love
Artist; Karin(Mary J. Blige)





http://www.commonground.jp/discography/cd/wiredcafe/





After one year passed, I'm still searching for my answer.





I'm still not sure who I am, who you are and what's going on between us.





What if I didn't go there?
What if you didn't come up to here?
What if we couldn't meet each other?





I cannot answer my questions, yet.





After one year passed, I'm still searching for.





What is my truth?
What is your truth?





What is our truth?





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恋愛における真実って何でしょう?

二人の間にある、真実って何でしょう?




二人の間にあることは、二人にしかわからない。

何となく、私はそういう価値観で。




常識とか、モラルとか、正しさとか、そんなフレームで考えたら、全く答えなんて出なくって、

でも、そのフレームを外してみたら、確かにそこに存在してしまうものがあって。




恋愛というのは、そんなものなのかなと、そんな風には思ってて。




でも。




常識やモラルや正しさに則って、大正解、という状態はやっぱり幸せで、温かいのです。

だからね。そういうのは、やっぱり大切なのですよ。




と。




秋の夜長に、そんなことを考えながら、この曲を聴いてます。











A-Select










Song Name : Departure Bay
artistname : Diana Krall
Album : The Girl in the Other Room



http://www.youtube.com/watch?v=XlgUiec8CGE



ここに来るのはもう何度目だろう。
そう思った。



ここからのマンハッタンは、何度目なんだろう。
そう思った。



ここはいつも暖かく、静かで、 外の冷たい空気を忘れてしまう。
温かいこのカフェオレを飲んでいると、いつも嫌なことを全て忘れてしまう。



この街に初めて来たときは、とても冷たい街だと思っていたのに。
冷たくて、せわしない、馴染めない街だと思っていたのに。



いつの間にか私は、すっかり馴染んでしまった。
海の向こうの私の過去を知る人は誰もいないこの街に。



* * *




今日はダイアナクラールだ。
向こうから流れてくる音を聞きながらそう思った。



Departure Bay
私のお気に入りだ。



何も話さない私に、何も聞かずにいつもピアノを弾いてくれるあの人に、私が初めてリクエストした曲。
一緒に暮らして1年目の、小さなプレゼントだ。



私はあちら側には行かず、いつものようにカフェのサイドでピアノを聞く。
リバーカフェなんてそのままの名前なのに、私はここがとても好きだ。

なぜか、納得してしまう美しさがあるから。



* * *




未来なんて、信じなかった。
未来なんて、来るはずがないと思っていた。



でも。



私の過去を知る人がいないこの街で、未来を創ろう。
今日、初めてそんな風に思った。



ピアノの音と、ブルックリンブリッジと、このカフェオレがここにあるなら。




いつでもそばに、それがあるなら。




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New Yorkのブルックリン側にある、リバーカフェは本当に素敵なところです。
ブルックリンブリッジとマンハッタンの夜景を楽しむことができる場所です。

私はなぜか、この曲を聴くと、いつもリバーカフェを思い出します。



だけど。




最近、自分の中で、卒業がキーワードになっています。

私の心の中にある、リバーカフェも、もしかしたら、そろそろ卒業なのかもしれない。




そんな風にも思う、秋の夜です。



The River Cafe

http://www.rivercafe.com/