さて最近始めた趣味のプラモデル関係では2度目の投稿になります。
前回は過去の作品集でしたが。
趣味といっても結構さぼっていたこともあって着手から完成まで大分時間がかかってしまいました。まぁそれも趣味だから許されるのですが、、、
今回製作するキットはこれです。
じゃじゃじゃーーーーん
(実はこのパッケージ写真は完成後に撮った写真ですので開封のドキドキ感はだせないのを後悔しております。)
タミヤさんのフォルクスワーゲンの1966年型ビートルです。
(アルファベットではVOLKSWAGEN 1300 BEATLE 1966 MODELとなってます。)
フルモデルキットなのでエンジンルームとかトランクが再現されてるのが好きです。
世界的にヒットした車なのは皆さんもよくご存じなのではないでしょうか、??見た目も愛らしいですね、、つい最近まで後継モデルのニュービートルが生産されてたんですからすごいものです。
さてこのキットを組立るにあたり、ボデイ塗装をすこしこだわってみたいというテーマがありました
ただ、キット組み始めは、明確に何がしたいとかは固まってなかったのでとりあえず塗装前にできることから始めていきました。
とおもったらボディパーツの表面処理(サフ&水研ぎ)はすぐ終わってしまい、、まだにも決まってないのでとりあえずシャシー側の組立てをすることに、、
フロントの足回りです。ベースの塗料(黒)はもう塗ってます。
さっそくボディと合わせてみました。
(こうやって意味なくても都度都度フィットチェックしたくなる性分なんです。)
なんだかんだやっている間にボディ塗装のイメージが固まったのでベース色を塗りました。
ベース色はクレオスMr.Colorのタン(C-44)です。
ボディはこれから色々と手を加えていく予定です。
シャシーもほぼ完成し、タイヤとエンジンも完成しました。
エンジン組立です、空冷水平対向4気筒OHVエンジンです。
排気量は基本設計はそのままで当初の1.0Lから1.6L級まで拡充されたものもあるようです。
あ、いいわすれてましたが、このくるまエンジンは後部に搭載され、後輪駆動ですのでトランスミッション部から後部の駆動輪のアクセルシャフトが出ています。
またすこし進めてシャシーと内装完成!!
どうですエンジンを搭載した感じ、、最近の車みたいにエンジンルームぎゅうぎゅうの設計ではなくてスカスカ感があるのがクラシックカーの魅力ですね(超私感)
下からのぞくとこんな感じです。(チラッ)
ボディとのフィットチェックはばっちしです。
塗料調色中 クレオスMr.Color マホガニー(C-42) をベースに ウッドブラウン(C-43)と タン(C-44 ボディ下地色)でマーブル、マーブルしてアバウトな感じで調色です。
なぜ、マーブルにしたのは筆塗で木目を入れたかったので少しアバウト感がほしいと思ったからなんです。
木目入れしたものが下の写真です。
ここに来るまでにいろいろテストピース(以下T/P)を作って試行錯誤と練習したんですが(後述)、、、結局、嫁さんにお願いして木目入れて貰いました。わが嫁の(数少ない)特技の一つご覧あれ。
(本人はまだ納得のいく出来ではないようで、あーだこーだ言ってましたが、今度木目つける時にってことで納得させ?ました)
木目だけつけてもそれだけで終わりません、、やはり生の木目だけでなくクリア系のラッカーコーティングで仕上げたいものです。
ということですクリア系の塗料の調色です、 クレオスMr.Color GXスーパークリア3 と(GX-100) クレオスMr.Color クリアーイエロー( C-48)とーをベースにクリアーオレンジ(C-49)で調整してクリアーグリーン(C-138)をちょいとアクセントで足してみました。
クリアグリーンはちょっとでも色味に反映されるので難しい、、、一回やり直しました
何とかかんせいしたのが、じゃーーーーん、特性アンバーラッカー完成です!!
配合率はテキトーですクリアイエローとスーパークリア3を1:1程度にしてクリアオレンジ、クリアグリーンで微調整してます。
クリアグリーンは極々少量です。それで褐色感を少しだしてみましたつもりです。
さて先ほども話題にしましたが、特殊塗装や表面処理をする場合、T/Pを作って試してみるのが工業界の鉄則です。
ということで木目入れの練習もかねてT/Pを作ってみました。
左は私の筆によるもの(3作目)で、右は嫁さんの筆によるものです。,、、、、ということで有無を言わさず嫁さんに木目入れをお願いしました。
さて、本番です。T/Pで試したとはいえ緊張します。
特製アンバーラッカー吹き1回目 下地塗装を犯さないように、最初はクレオスMr.Color薄め液(普通)で薄めて、薄ーく吹きかけました、、
エアブラシの圧も気持ち低めで、、、
<BEFORE>
<AFTER>
うっすら色付きました、、、以降はレベリング薄め液で塗料を薄めて厚塗りを繰り返し色味を出しつつ、艶っぽくもしてきます。
何かい重ね塗りしたか忘れましたが(多分3回)、、木目調特製アンバーラッカー仕上げです。(乾燥中)
イメージ通りにできたんですが、、嫁さんのイメージとは違ってたみたいでまたも文句言われてます。
ボディ塗装はもう一工夫するつもりです。
さて、外装パーツの切り組作業です。
苦手なクリアパーツ、メッキパーツの加工です。 しかし、のっけからエグい指示出してくれてます、タミヤさん。
ボディ塗装も並行して進めてます。(後述)
とりあえず、、簡単そうなヘッドライト組み立てました。
接着材はあんまり強力ではないのですが、、比較的万能でかつクリアパーツを汚しにくいGクリアを選択、、
(糸を引きやすいのであまり好みではないのですが、、、特に外装パーツには使えるのま認めざるをえません)
小さなコンタクトレンズみたいな部品は、竹串に両面テープをつけたものだ保持するとやりやすかったりします 。
一応完成したのがこんな感じです。 (よくよくみると結構雑なのが分かります)
リアライト(クリアパーツ)はボディ色のところはエアブラシ塗装で、クリア塗装(タミヤの色番でX-26:クリヤーオレンジ,X-27:クリヤーレッド 指示)は筆塗にすることにしました。
クリア塗料は手持ちのクレオスの同系色のクリアレッド(C-47)、クリアオレンジ(C-49)を使います。
マスキング大作戦①リアライトのマスキングです、
クリア塗るところにボディ色が入り込まないように塗り分けの切れ目(エッジ部分)は細切りマスキングテープでしっかっりとマスキングします。塗り分け境界のマスキングは一番大事ともいえるt心で、ここの手抜きで私は何度も失敗を経験しています。
エッジ部分さえしっかりマスクできれば、概ねマスキングは成功、あとのカバーは簡単です。(しかし、見落としている部分が結構ありがちなので、、、、塗装前のチェックは念入りに!!)
>マスキング大作戦②
パーツのフレーム(窓枠)部分をクロムメッキ調塗装にするためにガラス部分のマスキングです。
窓部品は局面でマスキングの切れ目もも嫌な感じで曲線なので、わたしはここで秘密兵器を投入します
ハセガワさん局面追従アプリケーションシートです。
これはカーモデルに限らず、飛行機のキャノピー塗装とかでも絶大な威力を発揮してくれます。
お世辞抜きでこの曲面追従の半透明シートはかなり便利です、、 紙のマスキングテープの細切りの重ね張りだとこうは簡単にしかも、綺麗にマスキングできないです。
これはリアウインド のマスキング(カッティングが雑で、カッターの刃も古いの使ったためか、少し補修してるのはご愛嬌)
これはサイドウインドのマスキング
窓の裏側の塗らないところはマスキングテープで簡単に覆って一通りマスキング完了のつもりです!!!
外装パーツ作り 窓枠塗装 クロームメッキ感出したとおもい、クレオスさんMr.Colorのスーパーメタリックシリーズのスーパークロームシルバー(SM206)を始めて使ってみます。 下地は光沢黒がいいとは言いますが、とりあえずクリアパーツのランナーに直接試し吹き、 いい感じ!
そのままパーツに吹くことにしました。
さていつも緊張のマスキング剥がし、、窓枠、これでも個人的には納得の出来なんです。
次はメッキパーツの塗装箇所のメッキ剥がしです。
メッキ上は塗料が乗りにくいのでカッターてカリカリ剥がします。
剥がした個所は目立たないので筆塗にすることにしました。
さて外装パーツ一番の悩みどころ、、メッキパーツに部分的にクリアオレンジ(X-26)で塗る指示、これはメッキの上に塗装するのを意図してると思われ、メッキ剥がし作戦が使えない、 うーん、、どうしようかな、
メッキに直接クリアオレンジを塗ってもいいのですが、、ここは秘密兵器、プライマ塗料を使います。
ガイアノーツさんのガイアマルチプライマ―、実は中身は染めQさんのミッチャクロンと同じの様です。
このプライマは透明でこれを下地にするとその上に塗料が乗りやすくなります。
そしてキット最後の筆塗りでクリアオレンジを塗りました。下地のメッキが透けて見える感じ(おそらくこれを意図していたものと思います。)
さてボディ塗装のもう一工夫に戻ります。
ほしい色味の(プラモ用ラッカー)塗料がないのでまた、調色です。 今回はビビッドな色を目指すので、 ガイアカラーさんの純色シリーズの色の三原色(CMY)を主に使って挑戦します。
一度調色失敗して、、来上がったのが下の塗料です。
クレオスのレッド(C-3)の色見本と比べるとこんな感じの赤色です。
さてこの塗料をどう使ったかは後のお楽しみとしておきます。
ボディの塗装が終わったら トップコートです。 いつもは車のクリア塗装はスプレー塗装なのですがエアブラシで初挑戦 使用するのはクレオスMr.Color スーパークリア3(GX100)とレベリング薄め液、最初は薄く塗ります
1回目塗った感じではおもったよりしっとり感が足りないかったので、、2回目以降は薄め液を追加します。
ボディのトップコート重ねること何回か、、、、(また回数忘れました)。
おまたせしましたボディ塗装の披露目です。
じゃーーーーん!! チェリーサンバースト塗装です。(外装パーツは仮付けです。)
(わかる人にはわかると思います。)
後になって上から見てみると、もっとサンバースト攻めても良かったかなって思ったりもします。
当然T/Pでも試してます。そう、純色塗料で調合したかったのはこの魅惑的なチェリーレッドだったのです。
レシピはガイアノーツ純色シリーズの マゼンダ:イエロー 3:2程度です。
エアブラシは細々と0.2mm径(細い)のを使ってちまちまバースト塗装しました。
今回の戦訓としては空気の流れを意識しないと、、特に局面部で意図しないところに塗料が(回り込んで?)乗ってしまうっていう戦訓を得ました。
レーシングカーデザイナーの由良拓也氏は空気の流れが見えたとかいいますが、、見えるまでとも言わなくとも少し想像できるくらい必要そうです。
さて作業も佳境、、ボディを磨いでます、まずはクレオスのラプロス#4000⇒#8000(サンドペーパーで#3000⇒#6000相当とのこと)で水研ぎです、 いったんテカリはなくなりますが、、目立った凹凸は無くなります、
この段階でさらにトップコートをして水研ぎをするケースもあるようで、その場、前行程の水研ぎは中研ぎとかいうみたいですが、恐らく中研ぎいらんでしょっ、ていうことで、そのまま研磨剤(コンパウンド)をつかった光沢出し作業にはいりました。
研磨剤(コンパウンド)はフィニッシャーズの物を使います。
さて、久しぶりすぎてファインとミクロってどっちが先(粒子が荒い)か忘れてしまった。 あと、ふたを開けてみると、、、水分補給も必要そう、、、
調べた結果どうやらミクロの方が細かいみたいです。
さて、ぱさぱさではうまく研磨できそうにないので、、水を加えて練っていきます
これを研磨用のクロスにつけて、ボディをごしごししていきます。
ファインで磨いただけでこんな感じです。
ミクロで磨くとこんな感じですが、、写真だと伝わらない、、
さらに仕上げにハセガワのセラミックコンパウンドを掛けたのですが写真を撮り忘れてましたので紹介のみ
さて、完成したボディをシャシーにつけて、外装パーツをつけたら最終工程です。
命を吹き込むその瞬間
じゃーーーん、、フォルクスワーゲンの1966年型ビートル 特別チェリーサンバースト仕上げ完成です
最後の辺りはかなり雑になりましたが何とか完成です。
何はともあれイメージしていたものに近い塗装ができたことは達成感がありますね。(今回はそこにつきます)
以上、、精進してまいります。。
(また、ボリュームがありすぎたので、、次回からは前後編とかに分けようと思います。)