今日はインタラクティブ・フォーカシングという
2人組で行うセッションの集まりに行ってきました。
話し手と聴き手の協働作業で
セッションが進んでいくのですが、
傾聴力を上げるにはとても最適な方法なのです。
手順に沿ってセッションするだけで、
共感的に『話をする・話を聴く』が
自然とできるようになる場でもあります。
また、セッションが終わる頃には
今のお互いの状況に対しての深い理解や
こころのつながりが生まれていることが多いです。
話し手と聴き手に分かれて
話し手が話すことを聴き手は伝え返します。
もしも、伝え返された言葉がしっくりこなければ
話し手は聴き手に、「○○と伝え返して欲しい」、と
フィードバックしても良いのです。
違うな、と感じた時に
相手に「NO」を言って良いという枠組みは、
話し手にとっても聴き手にとっても
とても気楽な気持ちになれるものです。
健全な信頼関係も育めますしね。
そして、一通り話し手が話し終わった後に
聴き手が
『話し手の話の内容が、話し手にとってどんなことだったのかを、
話し手の身になって感じて』
出てきた感じを話し手に伝え返すのです。
その言葉を受けて、
話し手もどのように感じたかを
聴き手に伝え返します。
この一通り話を話し終わった後の
伝え返しの時間が
お互いの間に深いつながりを生みます。
わたしはこのインタラクティブ・フォーカシングが
とっても大好きです。
なんで好きかというと・・・
話し手の時には、
聴き手さんはそんなことを感じてくれたんだ~。
と嬉しくなるし、
また聴き手さんの言葉を受けて
さらに自分の気持ちに気づけるのですよ。
聴き手の時には、
感じられたことを話し手さんに伝えて
話し手さんがそれに返してくれることで、
お気持ちがわかるので安心感が得られるのです。
インタラクティブ・フォーカシングを
定期的にするようになって1年が経ちました。
1年経って、
とても日常に役立つものだと実感しています。
相手の話を聴いて、今、自分はどう感じているか?
その感じていることを、
実感に沿いながら伝え返せるようになっています。
例えば、ちょっとした口論が夫との間で起きた時も
「今、悲しいと感じているけれど、あなたはどうかしら?」
なんて、落ち着いて会話できるようになっていますしね。
日常に役立つスキルが
インタラクティブ・フォーカシングです。