怜旺の発作は、

これまでで最悪の状態にまで悪化してしまった。


しかし、先生の目からはそんなに悪い状態には見えていないようだった。

確かに、即効性のある点滴からの投与をして発作を止めたとは言え、

カラダに痙攣や硬直が起こっていない事が、その理由らしかった。

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それよりも、ママの精神状態のほうが心配だと先生。

小児病棟に移動してきた直後だったが、

重病患者用の治療室への移動が言い渡された。


これは、怜旺の状態の悪化というよりは、

付き添いの宿泊が出来ない部屋へ移動させて

ママを一旦、怜旺から離そうという先生の配慮だったのだと思う。


とても心配な日に、怜旺と離れるのは辛かったけれど、

これからもっと過酷な日々がまっているかもしれない…。

本当にいてやらなければいけない時に体調を崩すわけにもいかないと、

ママを説得して、一緒に家に帰ることにした。


怜旺も、そんな事を知ってか知らずか

安心させようとしてくれているかのように、

帰り際には状態も落ち着いて、比較的機嫌も良くなっていた。


怜旺が眠っている間に、そっと部屋を離れて

怜旺の無事を祈りながら家に帰った。


入院以来、最悪の状態となってしまった。

間をあけて症状が出た事の意味はなんだろう。

事故との因果関係はあるのだろうか。

それとも、偶然併発しただけなのだろうか…。