子どもが生まれて仕事を続けていく中、いまAのことをしているけれどBの案件が出てきた。
何もなければ同時進行、またはA、Bの順にこなすところですが、子どもを抱えていると、どうしても外せない、子どもがらみの優先事項がでてきます。
病院とか、送り迎えとかその類ですね。

そんな時、A、Bを両方はできないということになります。

どうするか。

最優先には2種類ありまして、私の場合、子ども版と仕事版です。
子ども版も、例えば三者面談とかこちらで順位を決められるものはある程度下位に置いて、仕事版の優先度をはかりながら最終的な順位が決まります。

でも、たまに同時に外せないかな?というのが複数来た場合。

これはもう、厳選してどれか(もしくはどっちか)を捨てるしかない。

例えば、子どもの送りの時間と、会社の行事がかぶりました。行事は大事なもので、直接仕事とは関係ないけれど、出といたほうが印象良くなるよね、という類のもの。できれば出た方がよろしい。
社員は大半が参加するような類の行事です。

片や、子どもの送迎。
オットは同じ会社なので、立場も考えて行事優先。
同じ高校に子どもが通っていて、いつも送迎で連携している近所のママのとこもその日は別の行事で学校へは行かないと。
これはもう私が行くしかない。

そうなると、行事を捨てて、他に代わりのいない送迎を優先することになります。

子どもが大きくなってもこうなので、病気やけがが多い小さい子を持つママやパパはなおのこと選択を迫られる場面が多いと思います。
確かに、どっちに行ってこれは捨てる、という類の選択の日々だったなあ、我が身を振り返ってみると。

行事も仕事も全部クリアできた方がいいに決まっている。
仕事と関係なくても、なぜその行事をその日にするか、というのは意味があることだからね。

でも、物理的(時々精神的にも)に無理。

そんなときは、もう迷わず捨てましょう。
捨てたところで立ち位置が著しく変わるものでもないし。

私はこんな「捨てる」選択をもう20年以上続けてきて、思うのは「なんてことないな」ってことです。

これからの時代、仕事や会社にだけ時間や知恵を注ぐ時代ではないよ。(子どもいると有無をいわさず子ども優先になってしまう場面が多々あるのは否めませんが)。子どもがいる人はもちろんですが、子どもいなくてもね、同じ同じ。

そして、捨ててしまったら振り返らないことですね。

大丈夫、どうにでもなるから。