清里では毎朝のように、素晴らしい雲海を拝むことができます。
たぶん、そうなる地形なのでしょう。
僕は、いつか軽井沢へ行く途中、野辺山でひどい濃霧のために、30メートル先が見えない中を、運転しなければならない状態になってしまったことがありました。
対向車が光のかたまりに見え、光が近づいては大きくなり、そして突然消える。それが何度も繰り返されました。
かなり怖かったです。
上の画像の雲海の中が、まさしくその状態なのでしょう。
冬はここはスキー場になるので、除雪車が数台止めてあります。
除雪車が朝露に濡れてキラキラ光っていて、まるで冬以外にも活躍したいと、アピールしているようでした。
社員寮はこの近くにあります。
サンメドウズでアルバイトしている若い男性が、休憩中にクラフト体験(正式には体験工房という)の部屋を見に来ました。
だいぶ熱心に見てくれて、自然と会話が始まりました。
僕が、普段は百貨店に出店していることを話すと、彼も最近まで大手の百貨店に勤めていたと言いました。
「忙しかったでしょう」と僕が聞くと、
「かなり大変で、それで辞めてしまいました」と彼は話しました。
僕もきつくて会社を辞めたな。
他にやりたいことが見つかったというよりは、あまりに大変で会社を辞めたなあ。
結局はそれで良かったけど、それはその後何をしていくか、しっかりと模索したから、辞めて良かったと思えるのでした。
清里では、そういった若い人によく会います。
「また見に来ます」と彼は言って、持場に戻っていきました。
青空と白い雲が美しい。
でも、明日は雨の予報なり。