熱海駅に着き、東海道線高崎行きに乗り換えました。
米原から熱海まではJR東海でしたが、熱海からJR東日本になりました(ちにみに神戸から米原までがJR西日本)。
小田原駅まであと5駅です。
窓の向こうの景色を眺めているうちに、次なる作品について、少しずつ頭のなかで構想が具体化してきました。
うつわ、首飾りの猫、そしてレリーフの猫。本当に作れるのだろうか?
実現させるにはいくつかハードルがあり、構想だけで終わるかもしれません。
鉄道の新駅を作る計画も、すべてが実現するわけではないように、人の手によって作られるものには限界があり、神様が作らせてくれないときは、あきらめることも必要なのです。
でも、造形作家は駅を作るよりは気楽なもので、とにかくまずは手を動かし、必要に迫られながらその都度材料や情報を集めて、どうしても作れなかったらあきらめる。
遠回りだけど、まずはやってみることが、僕にとっては大切なのだと思います。
このことは作家によってちがい、熟慮して具体化させてから作り出すほうがよい人も、もちろんいます。
自分らしく作ることができれば、いいんじゃないかな。
午後2時9分、小田原駅に到着しました。
ここから小田急線に乗って工房へ帰ります。
8時間の在来線の帰路は、不合理だけど意欲を倍増させる、有意義な時間となりました。
家族が待ってます。
お土産あるよ〜。
(15日 午後2時過ぎ)