在来線の旅 作ること 小田原着 | 桜井ケンイチのデキゴコロ~陶・造形作家の日々

桜井ケンイチのデキゴコロ~陶・造形作家の日々

陶・造形作家桜井ケンイチの出来心で書いたブログです。美味しいもの、旅で出会ったひと、作家としての生活、このようなことを紹介できたらと思います。趣味はゲストハウスの旅、車中泊の旅、低山ハイク。







熱海駅に着き、東海道線高崎行きに乗り換えました。

米原から熱海まではJR東海でしたが、熱海からJR東日本になりました(ちにみに神戸から米原までがJR西日本)。

小田原駅まであと5駅です。



(小田原市の根府川駅付近)

窓の向こうの景色を眺めているうちに、次なる作品について、少しずつ頭のなかで構想が具体化してきました。

うつわ、首飾りの猫、そしてレリーフの猫。本当に作れるのだろうか?

実現させるにはいくつかハードルがあり、構想だけで終わるかもしれません。


鉄道の新駅を作る計画も、すべてが実現するわけではないように、人の手によって作られるものには限界があり、神様が作らせてくれないときは、あきらめることも必要なのです。

でも、造形作家は駅を作るよりは気楽なもので、とにかくまずは手を動かし、必要に迫られながらその都度材料や情報を集めて、どうしても作れなかったらあきらめる。

遠回りだけど、まずはやってみることが、僕にとっては大切なのだと思います。

このことは作家によってちがい、熟慮して具体化させてから作り出すほうがよい人も、もちろんいます。

自分らしく作ることができれば、いいんじゃないかな。





午後2時9分、小田原駅に到着しました。

ここから小田急線に乗って工房へ帰ります。

8時間の在来線の帰路は、不合理だけど意欲を倍増させる、有意義な時間となりました。



家族が待ってます。

お土産あるよ〜。

(15日 午後2時過ぎ)