計測器開発などをしていると | さかもとサンのブログ

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ウエイトリフティングやパワーリフティングやベンチプレスやボクシングや筋トレフィットネスやら
なんかいろいろをそれなりの期間やっている人が思っていることなどを記事にしているブログです。

今年になって始めた新事業なのですが、独自のトレーニングの計測器を作り、それを使っていろいろ解析をしていくというものが、結構頭も体も使うというかなんというか。

今のところ開発に関しては頭と一部体を使うのですが、一番酷使するのは目、普段使わないところで酷使しているところとしては指先でしょうか、もちろん脳みそフル稼働なんてのは当たり前です。

最近Xやyoutubeで見かける「頭の良い人の特徴」で「物事を分かりやすく手短に説明できる」と言うのがありますが、いやはや、技術系に関して手短で分かりやすく説明してくれているところなんてあまりないので「この世界頭の悪い奴ばっかりなのか…?!」なんて思ったりは・・・しません。

「一般の方にはまとまりのない分かり難い長すぎる説明」が手短にわかりやすく説明しているなんてことが常なので、そこから更に詳細とか頭おかしくなりそうな長文やら図解やらグラフやら数字やらですよ。

そんなものが頭の中にたくさんあった状態で、そこからものを作り上げていかなくてはならないのが開発なので、じゃあ頭の中で情報を上手くまとめてから作業しようなんてそれこそ一般的に言われている理系脳のまとめ方なんて出来ないです。私に限った話かも知れないですが。

もうね、感覚なんです。
文章や言葉ではない他のもの。
感覚で「じゃあこのパーツとこのパーツを組み合わせて、そしてここはこれぐらいの大きさのものを作って、そしてあんな風に動かすにはこういうプログラミングを組んで」をまるっと一つとして、何も考えずに手だけ動かしている状態ですかね。

その中で「あそこが上手く行かない、思ったような数値が出ない、なんだこの現象は」なんてもの感覚で対応している感じ。
頭の中で「これはああだからこうしよう」とか「この現象は〇〇が××で△だから■■だろう」なんていちいち考えないです。
考えると分からなくなるから。

まあ実際は頭の中で唱えないだけで考えてはいますけどね、それをわざわざ表面化させないだけなんでしょうけどね。

この仕事に関しては他人に分かりやすく説明する事ではなくて、製品を作り上げることですので、例えば知的財産権の何かを取ろうと考えているなら話は別ですが、そうでなければわかりやすく説明する必要もないのです、一人開発だし。

これがチームとして何かを作っていく場合はある程度相手にわかるような資料を残すのは大事ですけどね。

もちろん、出来上がった製品がどういったものを計測してそれがトレーニングの動きとどう関連付けていくのか等の説明は、他人に分かりやすく説明する必要はありますので、それはそれですが、一人開発で製品を作り上げていくまでのところなら、手短にわかりやすくまとめる必要はないのでやらないと言ったところです。

手短にわかりやすくまとめるのも労力が必要ですので、その労力を他に使いたいと考えたたらそっちに回すだけですね。

私もガチの天才レベルの人に出会ったこともあるし、そういう人の話を頭の良い人から聞いたことあるので思うのですが、本物の天才(頭良すぎる人)の考えてることが手短に簡単にまとまる訳ないんですよ。

恐らくガチ天才の人達が我々凡人にわかりやすくまとめてくれたとしてもそれを「分かりやすい」とは思えないです。

昔から諺があるじゃないですか。

「馬鹿と天才紙一重」

話はちょっとずれていきますが、私は頭の良い人悪い人、区別するのはもしかしたら難しいのではないかと思っています。

一般的に「頭の良い人」と言うと、世の中のすべての事に対して頭の良い反応をすると思うじゃないですか。

でも頭の良い人でも頭の悪いところがあるし、頭の悪い人でも「あれ?その対応頭良くない?」って思うところがあったりするのです。

後は頭の良い人を聖人化しすぎだなとは思っています。

頭の良い善い人もいるし、頭の良い悪い人もいます。
どっちも頭の良い人には違いないですが、世の中の反応としては前者の方がより一層頭の良い人と見られがちではありますよね。

まあともかくとして、私はもっと処理能力が高い脳みそが欲しいということでこの話題は勝手に締めます。