この世界の片隅に 5/11マチネ | パンダ、劇場へ行く

パンダ、劇場へ行く

観劇記録的なもの。
劇団四季がメイン。
のはずが、雑食気味…。
ミュージカルが好き。

5月です。

この先暫く週末毎に観劇の予定が入ってますが、さて、ブログが追いつくか…。

 

まずはこちら「この世界の片隅に」

キャストはこちら

(キャスボの映り込みがひどくって、色々調整したらこんなことになってしまった)

 

こうの史代先生の「この世界の片隅に」がミュージカルになりました。

原作も、映画もドラマも(単発も連ドラもどっちも)観ているガチ勢です。

お稽古動画を見た時に、正直、良くも悪くもアンジェラ・アキだなぁ。って思ってしまったんですよ。でも、ミュージカルとして一つの作品として見たら、そこまで違和感がなかった。

ストーリー展開としては、原作が時間軸に沿って進むのに対し、かなり時間が行ったり来たり。私は迷子にならなかったけど、これから人は、原作なり、映画なりを観てからの方が混乱しなくていいと思う。

 

ただ。

(ここからはネタバレあり)

 

 

ちょっと、えーって思ったのが、序盤でいきなり水原さんがすずを「俺の初恋」って宣言しちゃった事。そこは、秘密にしとかないと!!!!

入湯上陸のあの夜だって、水原さんはすずに好きだなんて一言もいってないぜ?お互い憎からず思ってた事は、あの周作さんが気付くほどにバレバレだったけどさ。そこはさ、言葉にしちゃ野暮ってもんよ。

 

私はきっと、この作品ですずと周作さんのカップル推しではない。だからすずと周作さんとリンさんと水原さんの4角関係よりも「あの時代を生きた事」に目がいってしまう。どこの世界の片隅でも、人は生きている。受け入れて、当たり前に。それをいつのまにか歪めてるものの1つが戦争だったりする。すずが腕を失くして闇墜ちする場面を序盤に持ってきたのは意外だったし、当たり前を奪われて、世界の歪みに苦しむ姿は辛い。

それを救うのが、じつは周作さんというより、お姉さんなのが、私は好き。音月姉さん、めちゃくちゃ良かったです。一番泣いたのが、広島へ帰るすずを引き留めるお姉さんとの場面でした。(でも、始まってすぐ、晴美さんがあまりにも晴美さんで、可愛くって、この先の運命を知ってるからいきなり泣きそうになったんだけどね)

 

次は昆ちゃんバージョン。楽しみ。

 

【観劇メモ】

日生劇場 GC B列どセンター。

どセンター過ぎて、映画館の場面が真正面。

でも、やっぱりクリエサイズで良かったんじゃないかなぁなんてことも思ったり。