みなさんこんにちは!

 

昨日から大学は9日間の連休に入りました。

日本でそのくらいの連休があったら「やった!遊びに行ける!」となりますが、車のない私はずっとキャンパスにいて、いつもと変わらず、図書館、音楽室、寮を行き来しているだけです。笑

「明日までにやること」を考えないで過ごせる日って、本当に贅沢ですね…!

 

最近珍しく、こちらで映画をよく観る機会があったので、今日はそれらの感想など書いていこうかと思います。

自分の感想だけで勝手に点数などつけておりますが、ただご参考までに!

 

 

 

 

 

1.  12 Years A Slave「それでも夜は明ける」(2013)

★★★/ 星3つ

 

1850年代のワシントンDCに住む自由身分の黒人男性が、騙されて南部へ誘拐され、12年もの間、奴隷として働かされたという、実際に起きた事件とその手記を元にして描かれた映画です。ブラッド・ピットさんがプロデュース、出演したことで日本でも話題になった作品です。

 

残酷な仕打ちが人間たちの間で行なわれているその後ろで、当たり前のように美しい自然の風景が写り込んでいる。そのギャップにゾッとしつつも、スクリーンから目を離せなくなりました。

 

例えば、主人公のソロモンが、首を縄でくくられ、木に吊るされそうになるシーン。間一髪で命だけは助けられたものの、彼はしばらくの間見せしめとして、ギリギリつま先が地面に着くくらいの高さに吊られたまま放置されるんです。そのシーンの背景も、息をのむほど美しく輝く緑の草原。そこを「いつものように」奴隷の子供たちが駆け回っているんです。

こういう出来事が「日常」だった過去が、確かに存在していたんだ…と何よりも説得力を持って私に訴えかけてきたシーンでした。

 

カメラワークの良さが助けている部分もあってか、こんなに重いテーマを扱っているのに、美しい作品だなあ…と感じました。

 

私の大学のすぐ横には、オハイオ川が流れています。その向こうはケンタッキー州。南北戦争が終わる前まで、向こう側は南部、こちら側は北部でした。

この川を渡ってこちらに逃げてきた奴隷の女性の話しを、教授が一度してくれたことがあります。

映画を見終えてからそのことを思い出し、さらにゾッとしました。

 

ちなみにアメリカの奴隷と聞くと黒人が多いイメージかと思いますが、アジア人を含むその他の有色人種も、奴隷として働いていた記録が写真で残っています。

 

 

 

 

2.  Fantastic Beasts and Where to FInd Them 「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(2016)

★★★︎︎★/ 星4つ

 

私のアメリカ人の友だちの8割は、熱狂的ハリポタファンです!

現代日本の20代女性にとってのセーラームーン…と例えていいんでしょうか、子供時代に夢中になったものの一つなんだと思います。

 

ファンタスティック・ビースト! ハリポタ第一作目を初めて観た時のような、ファンタジーの世界へ足を踏み入れる時のドキドキ感があって、純粋に楽しかったです!

 

人種差別や動物保護など社会問題が結構描かれていて、ファンタジーといえど、こんなに作り込まれた世界なんだ…と感動しました。同じ映画を見ていても、ある程度歳を重ねている人でないと気づかないことってきっとたくさんありますよね。

 

ハリポタファンの方にはシリーズの中で語られていない部分のヒントになる部分があるようで、みんな映画を見た後ですごい興奮しながら意見を述べ合っていて楽しそうでした笑。シリーズの細かいところまで知っているファンにとっては、そういう新しい発見もあって楽しいみたい。

 

1920年代のNYが舞台とのことで、セリフはその時代に合わせた言い回し。イギリス訛りも入ってるし、それに加えて、ハリポタ作品に共通する、あの話し声の小ささ!!!笑

 

映画を見た後で「どうしよう半分くらい言ってること聞き取れなかった…まだ字幕ないとダメなんだなあ、私の英語力って...」とアメリカ人のルームメイトにぼやいたところ、

「大丈夫!私でも聞き取れなかったセリフいっぱいあったから笑」

って言ってくれてちょっと安心しました笑 

 

 

 

思った以上に長くなったので続きは次回に!

 

 

 

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