面接 | メキシコ料理生活~あ夏そ~

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メキシコ留学?生活の日々の出来事を綴る

携帯「タータータラーラー♪」

私(なんだよ、休みの日に電話かけてくるやつは)
  (お、チャットじゃん)

私「もしもし、どうしたん」

チャット「おお、今日な、ホテルで面接あるぞ」
     「2時からだけどいけるよな」

私「へ?今日?」

チャット「そうだよ」
     「フアン・ガルシアっていうシェフがいるから」
     「そいつの名前出せば通してくれるだろう」

私(それにしても急だよ・・・)


シェフにももう話が行っているので、私がドタキャンするわけにはいきません。急いで身支度をして出かけます。

とりあえずロビーの受付に向かいます。受付で厨房の面接受けに来たと話すと、職員専用口を教えてくれてそこから入ることに。さらに職員専用口で名前を告げ、面接で来た旨を話すとホテルの顧問弁護士(会計士?)なる人が現れて、シェフと話しができるようにしてくれました。他にも何人か面接を待っている人がいたので、数分間待たされることになりました。そして、私の番です。

おっさん「次のひとー」

私「ほいさっさ」

おっさん「よーし、まずはマスクと帽子を付けてくれな」

私「OK」

おっさん「次に手を洗ってくれ、手の洗い方はわかるか?」

私(手の洗い方だと・・!?)
  「いや、知らないです」

おっさん「OK、じゃあ今から教えるから見といてくれ」

手洗いが終わると、シェフの個室に通されました。

シェフ・フアン「おお、よく来たね」
        「あれか、チャットに送られてきたんか」

私「はい」

フアン「まぁまぁ、緊張せずにな」

私「ええ」

んで、途中の話を省くと要するにやってほしいのは、Sub Chef ってことです。日本語で言えば副料理長ですよね。味付け、盛り付けのチェック、コスト計算やイベントの準備が主な仕事内容みたいです。

それってつまり、自分ではあまり包丁を振らないってことなんでしょうかね。そしてシェフと話した後に、飲食部門のマネージャーとも面接したのですが

マネ「今までで、一番でかい仕事で何人くらいと働いたことがある?」

私「だいたい、4、5人ですかね」

マネ「ここでやることになったら12、3人は仕切ってもらうことになるよ」
   「大丈夫かい?」

私「最初はうまくできないでしょう。しかし覚えることはできます」
  「私はホテルの業務の経験はありませんから」

マネ「フムフム、履歴書持ってるかい?」

私「・・・持ってきてません(聞いてねぇぞ・・おい)」   

マネ「じゃあ、明日持ってきて」

私「はい」
  

と、いうことでこの日の面接は終わりました。他にも、ビザの話なんかもして手続きが済むまでは働けませんということを伝えておきました。まぁ、これからどうなることやら、見ものですね。って他人ごとみたいですが。でも自分の置かれている状況を楽しんでいる証拠です。もし、本当にそこで働けるのであれば、沢山のことを学ぶことになるでしょう。今度は料理のことだけではありません。どうやって人を使っていくかを覚えなくてはいけません、当たり前ですがすべてスペイン語です。やりがいがありますよね。

頑張ります。