企業×地域活性 | mushroom

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〜 渋谷で働くIT女子ブログ 〜

昨日、佐賀市の武雄市図書館に続いて、
宮城県多賀城市もCCCと組んだ図書館を新設するとのニュースがあった。

先にCCCと取り組んだ武雄市図書館は
地域の人のみならず、他方からも人が訪れ、来場者数が4倍に増えたとのこと。

宮城でも同様の効果が期待される。


今後こういった企業が介入した地域盛り上げ施策
がますます増えていくんじゃないかなーと。

そもそも地域活性化に対して、
各自治体ここ数年?とても力を入れているように感じる。
(特に文献を見ている訳ではないのであくまで所感だけど。)


と、思ったので、なんとなく考えを。。


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★始まり(所感)




発端は、宮崎を盛り上げようと頑張った
東国原知事の行動・発言ではないだろうか。
メディアをうまく使い、宮崎PRしまくり、その経済効果は492億円だったとか。


これで地方の人たちは
「きちんとPRすることの大事さ」「メディアに取り上げてもらうために工夫する大事さ」
みたいなのを意識するようになったのでは?


とはいえ、東国原さんのような発言力のある人がいるわけではない。。。
そこで次に出てくるのが「香川県」

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★PRにちゃんと金を使う



「うどん」という、言ってしまえばなんてことないコンセプトを元に
※逆にこのシンプルさと親しみやすさが良かったのだとは思いますが
一気に盛り上がった。

もちろん広告代理店のがっちりした計画を元に盛り上がったわけであるが、
そもそも県のPRに代理店を入れて、ここまで予算をかけて行う、
ってこと自体異例なことだったのではないだろうか。(所感)


東国原さんのときとは違い、
元からその地域に根付いているもので盛り上がったため
「おらたちもちゃんとお金かけてやれば、出来るのでは!?」
と地方の人は思ったのでは。

たぶん。

その後惜しい県、広島。や、高知家、高知県。など追随して出てきている。

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★ゆるキャラブーム



地方活性化で外せないのは「ゆるキャラ」
火付け役は滋賀の彦にゃんである。(wiki参照)

これは「PRにちゃんとお金を使う」とは違い、
安価に出来るし、ゆるキャラブームのため相乗りして
メディアに取り上げてもらえる可能性もあり、参入障壁が低い。


「これなら、おらたちもすぐに出来る!」
by 地方の人


そこから「せんとくん」やら「まりもっこり」やら
「くまもん」「ふなっしー」などなど今や膨大な数。

地域のキャラを作るということ自体昔はなかったが
今や当たり前に、そのキャラ作成に時間とお金をかけていると思われる。


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★その他



その他、新たな産業や特産物を作るという意味でも、
特定の活動を支援する方法で集客を見込む地域がいくつかある。

一番うまくいっているのでは?と思うのは
直島ではないだろうか。
また同様にアート活動を支援して
盛り上がっている新潟の越後妻有や石川があるかと思う。

最近故郷岐阜がIT支援に力を入れ始めたようだが、
まだあまり知られていないので、ここからとても期待している。

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こういった色々な方法での地域活性化がある中で
企業が介入した地域盛り上げ施策
が増えていくのでは?と思ったのは以下点。

①コストを押さえられる可能性が高い
 ➡もちろんゆるキャラほど安くはいかないだろうが、既に企業がもつブランド力
  や流通、人材、素材(店舗や器具など)などなど、1から作り上げるより安価に済む。
 
②儲けに対する意識が違う
 ➡企業が介入するということ、もちろんお互いにwinwinになるように努めなければならない。
  (企業がブランディングとかCSR的な発想で協力しているケースは異なるが)
  地方側のゴールは、ばっくり人が集まってくれることであるかもしれないが
  企業側のゴールは、儲けを出すことである。
  「ゆるキャラ作っとけば良いかな?」ではなく、より計画的に緻密に施策が練られることが
  期待されるため、成功率が高まるのではないだろうか。






自分自身、岐阜の地方で生まれ育ってきたため、
地方にもっと盛り上がってほしいと思っている。


地域に根付いているものと企業のブランドが化学反応して、
どんどん面白いものが生まれていくことに期待!!