こんおじ~

 
前回のアニメおじさんで紹介したアニメ「メタリックルージュ」に
似ているという話があった映画「ブレードランナー」を見ました。

 

 

  概要

 

「レプリカント」と呼ばれる人間そっくりの人造人間が、存在する近未来。
(制作年からみると、未来ですが現代から見ると過去のやつですかね。)
4人のレプリカントが人間社会に紛れ込み犯罪を行う。
レプリカント退治の専門家・ブレードランナーとレプリカントの戦いが始まる!
 

  渋いSF映画
 

 

「ハリソン・フォード」が主演なんですね。

ハリソン・フォードといえば、「スター・ウォーズ」のハン・ソロのイメージでしたので、

キラキラの宇宙船で宇宙を飛び回るような、そんな壮大なスペクタルを想像していましたが、

 

近未来の街の雑踏に逃れたレプリカントを追いかけるとか、
レプリカントが潜む建物に潜入するとか、
「逃げられちゃう~」とか、「怖いなぁ~やだなぁ~」、「あー!逃げてー」みたいなところで
ハラハラ、ドキドキするというミステリーとか探偵ものというか、
スプラッター映画のような趣があります。
 
スター・ウォーズより後にできた作品なのと、
舞台を小規模に絞ったというところで、
SF的なギミック、舞台が細かく作りこまれていて、
全体的なクオリティの高さを感じました。
 
音声入力の機械を使って写真を拡大して、捜査するシーンとかも
地味だけどなんかワクワクするSFシーンになっているのが、
素晴らしいと思った。

 

 
SF映画という空想科学を描くにあたって、未来の人々が直面するであろう問題なんかが
描かれるっていうそういう特性があるんですよね。
 
映画の中で、レプリカントの知恵を借りて、チェスに勝ったりとか
ブレードランナーは銃をもって戦うのに対して、
レプリカントは弾を避けて、素手で戦ってくるという描写があります。
 
人類の身体能力・頭脳を凌駕する人造人間が存在するという架空の世界を描いているわけですが、
現代ではAIの技術が発展してきて、人類を凌駕しつつあると思うと、
映画の中の出来事がフィクションだと思えなくなってくる感じがありましたね。
 
 
身体能力・頭脳どちらでも勝ち目がないブレードランナーはどうやってレプリカントに勝つのか!?
レプリカントにはある弱点があって、それが最後のカギになってくるのも、うまいなぁって感じがするし、
ブレードランナーとレプリカントの戦いの決着もレプリカントにしてやられたというか、
やはり、一枚上手だったかと思わせるような感じも非常にエモい。
(そこで雨が降っているのもまた趣があるでごぜぇます。)
 

  余談

 
日本語をしゃべってるおじちゃんとか、
舞妓さんのテレビ広告とか出てきて、
日本の方はちょっと親しみやすい映画になっています。
 

(おわり)

 

<前回のおじさん>