集客の謎 | フラメンコ舞踊家 森山みえのブログ

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JR総武線『小岩駅』から徒歩3分。
東京都内ですが隣駅は千葉県という東京の東側でフラメンコ教室を運営しています。

舞台に対する想い、そして舞台に繋がる教室での日々のこと、私の日常をブログにつづります。

 

キャンセル待ちです

 

 

まだまだ一ヶ月も先のこちらのライブ、

 

私、出演が決まった時点で、生徒用に12席を早々に予約してました。

そのくらいは埋まるかなって思って。

そうしたら、足りなくなったので追加で予約をしようとしたら、

 

「既に満席で、キャンセル待ちが2組です」

 

とのことです。

 

「ええええΣ(・□・;)」

 

驚きました。

 

 

主催者のマヌエルは、

「〇人呼んでね」

とノルマを課さないし、

「お盆の時期だし、お客さん、来るのかしら?」

と心配してましたが、杞憂でした。

 

 

 

 

何を踊ろう

 

さて、私、何を踊るかですが、まだ決めてません。

 

ライブの前って出演者同士で、

「何を踊る?」

って感じで相談し合うことが多いのですが、今回のメンバー、そんなことをする雰囲気が全くありません。

 

「当日の皆のを聞いて決めるよー」

みたいな感じなのかなって予想してます。

 

なので、自分の踊りたいのを2曲くらい用意していって、当日に決める感じにしようと考えてます。

 

メンバーがメンバーなので、懐を借りて、自由に楽しく踊らせてもらっちゃいます!

 

 

 

集客の謎

 

それにしても、集客って謎よね。

 

 

「豪華メンバーを集めたからと言って、お客さんが沢山集まる訳じゃない」

 

「スペイン人だからと言って、お客を呼べるとは限らない」

 

「ライブに頻繁に出ることない練習生を集めた会だと、プロのライブよりお客さんが集まる」

 

世間でよく言われていることです。

でも、この法則の通りじゃないことも起きる。

 

 

どうしてだろう。

謎だ。

 

 

 

 

出演頻度と集客

 

私に関して言えば、集客のことを考えて出演頻度は調整しています。

 

タブラオライブに関して言えば、年に1回、多くても2回。

他に集客しないとならない舞台に出演する年は、タブラオライブへの出演は控えたりってこともしています。

 

やはり、自分が主催する側の人間なだけに、自分が出演する舞台の主催者に、お客さんが少ないが故に赤をかぶせてしまうのは申し訳なく感じるからです。

出るからには、お客さんを呼ぼうと思ってます。

 

 

 

 

お客さんの分類

 

私のお客さんをざっと分類すると

 

フラメンコ人

非フラメンコ人

 

に分かれます。

 

フラメンコ人は、フラメンコを知ってる人、馴染のある人。

私の場合は、生徒さんたちですね。

 

非フラメンコ人は、学生時代の友人や、色々な集まりで知り合った人で、フラメンコに馴染みのない人。

 

  • 1曲が長い(8~10分以上)
  • フラメンコだけのショー

 

という舞台の場合、私は非フラメンコの方々に声を掛けることはしません。

非フラメンコ人が退屈に感じることは、可能性として低くない。

1回、2回は来てくれるかもしれないけど、それ以上はきついかもしれない。

 

そんな非フラメンコ人の知人・友人ですが、舞踊団公演には毎回来てくれます。

もう8回やってますが、

「今度は何をやるの?美恵ちゃん、何役?」

みたいな感じで、楽しみにしてもらえてます。

これ(↑)、毎回出演してる生徒も同じこと言ってます。

非フラメンコ人のお客さんがリピートしてくださる舞台を作ることで、うちの舞踊団公演はこれまでやってこれました。

 

一方の、フラメンコに興味があり、フラメンコを習っているうちの生徒のようなフラメンコ人にとっては、がっぷり四つのどフラメンコの舞台は楽しいですよね。

タブラオの舞台は、これに当たります。

今回のライブもこれですね。

なので、こういうライブだと生徒さんが、

「行きます!」

と言ってくれます。

 

お客さんを楽しませる、飽きさせないというポイントは、フラメンコ人と非フラメンコ人では異なりますからね。

 

 

同調圧力

 

 

私は生徒さんにライブを見に来ることを強制してません。

感じ方はそれぞれなので、どう感じるかは分かりませんが、無理はしないでいいと思ってます。

個別に声を掛けることもせず、グループLINEでご案内するだけに留めています。

現に、来月のライブも半分以上は見に来ません。

 

色々な事情で来れない方もいます。

私だって、自分が生徒の時に先生のライブを毎回観に行こうとは思わなかったもの。

大変よね。

なので、

「興味を持っていただけたら是非来てください」

というスタンスです。

来れる時だけでも来て頂けて、とても感謝してます。

そもそも、

「圧を掛けて、無理に来てもらわないとノルマを果たせない」

ってことがないんですね。

何かあると割と多くの生徒さんが応援に駆けつけてくれます。

もし私が毎月、どこかで踊ってるような人だったら、こうはいかないとは思います。

たまにだから来てくれる。

生徒さんたち、いつもどうもありがとうございます。


それに、あまりノルマの厳しい舞台はでないことにしてます。

私が本気で集客するのは、自分の舞踊団公演だけですね。


 

配信ハラスメント

 

あと、配信のあるライブはあまり出ないようにしていますし、私が企画するタブラオライブは、配信なしにしています。

 

 

先生が舞台に出るとなると、観に行かなきゃならないという圧を感じる人もいることでしょう。

でも、現地開催の舞台に関しては、

「都合が付かなくて…、すみません」

と断ることはできます。

 

それが配信の場合、

「1週間視聴できるから、是非!」

と言われたら断りにくいですよね。

無理に申し込んでくれないでもいいと思っていますが、日本人なので気にしちゃう人もいるので、配信のあるライブは極力出ないようにしています。

出たとしても、そこを積極的に宣伝したりはしないな。

そんなんで大切な人たちとの縁を切りたくない。

 

 

私の生徒さんで、他所の人からしつこくライブの案内が送られてきて、断り切れずに毎回配信を申し込んでいるって人が何人もいて、軽く愚痴ってたことがありました。

 

「そんなの断ればいいじゃない」と私が言っても、

「断れない」と言うし、

「なら無視すればいいじゃない」と私が言っても、

「無視できない」と言います。

 

やれやれ。

 

もうね、それ、友達じゃないよ。

友達じゃないなら縁が切れたっていいじゃないか。

 

 

 

話は大きくそれましたが、今回のライブ、お蔭様で満席。

キャンセル待ち3組とのことです。

でも、本番直前って、意外とキャンセルがバタバタっと出たりするので、もしよろしければキャンセル待ちでも予約を入れていただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。

 

 

ということで、夏真っ盛りの頃ですが、夏バテせずに、元気に踊っていきたいと思います。

皆様、応援の程よろしくお願いいたします(^^)/