2023年5月12 日(日)
祭りは終わりがあるからいいのです
第8回森山みえフラメンコ舞踊団公演『シンデレラ・コンプレックス』
お蔭様で昨日、無事に終了いたしました。
ホッとしたような、寂しくなっちゃうような
でも、祭りは終わりがあるからいいのです。
終わりがあるから、その瞬間に大輪の花火を打ち上げることができます。
つわものどもが夢の跡
あんなに時間をかけて作ったのに、本番は始まってしまうと、あっという間です。
写真は終演後に、出演者一同で撮ったものです。
ほぼ満席となった客席。
終演後のロビーでは、
「最後、泣いちゃった」
と何人もの方に言っていただきました。
「上手だった」
「素敵だった」
ももちろん嬉しいのですが、
「泣けちゃった」
「感動しちゃった」
って言っていただけるのが一番嬉しいってことに気付きました。
見ている人のハートに訴える舞台を作っていきたいと、改めて思いました。
そして、昨日の舞台を終え今の時点では、私はやっぱり今後は、自分とこの舞台に専念したいなって思いました。
外の舞台に出る為に費やす私のエネルギーを、全て自分の舞台に費やしたい。
結局、私が表現したいものは、他の人が作った舞台では出し切れないんだと思いました。
私は踊りたいのではなく、踊りを通して自分を表現したかったんだと今回腹落ちする程に気づきました。
1曲の中だけでは、私が表現したい世界が表現しきれない。
公演の最初から最後まで通してで、私の表現したい世界が出来上がります。
どのギターさんに演奏してもらうのか、どのカンテさんに歌ってもらうのか、どのゲストを呼ぶのか、舞踊団員の誰にどの役をやってもらうのか…、それらを決めるところから私の表現は始まっています。
そして今回は、
「予算がないから役者さんもナレーターさんも頼めない。ならば、私がやっちゃおう!」
という発想から始まった演技とナレーション。
やってみたら面白くてね。
「私を表現したい」
というのが私の願いだとしたら、
「踊り」
はその手段でした。
それと同様に
「演技」
「ナレーション」
という手段もあることを知りました。
そして、踊り以上に、自分を表現する手段となりうることも知りました。
そして、踊りも、演技も、ナレーションも、そして、多分、歌うことも、全てが繋がってる。
身体を使うか、声を使うか、言葉を使うか、とか、微妙に使うところが違うけど、でも、どれも同じ感性を使ってると思いました。
面白いです。
とっても。
次回があるとしたら、1年、1年半、2年後になると思いますが、踊りだけじゃなく、演技やナレーション、そして、できたらカンテもできるように、勉強していきたいと思いました。
昨日は、私の演技指導の先生もいらっしゃってました。
次のレッスンで会うのが怖い(^-^;
でも、いっぱいダメ出ししてもらって、成長していきたいと思います。
心に響く舞台を今後も作っていきます。
この度の舞台上演にあたり、応援してくださった皆様、どうもありがとうございました。
心から感謝申し上げます。
これからも精進してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。