首切り島の一夜
歌野晶午
この著者にはいつも騙されてしまうので、「よし!騙されないぞ」と思って読み始めた一冊
厳しい厳しい進学校 永宮東高校の卒業生と、その恩師が同窓会で集まったことを機に、修学旅行の再現ツアーをしようと企画された離島での数日間。
そこで、参加者が殺害される事件が起こる
参加者それぞれの視点でこの旅行のことや、学生時代のことなどが語られていきます。
学生時代は仲がよかったわけではなく、現在の暮らしもいろいろわけありの面々
今回は、ちょっと意味深な描写に、犯人は予測できてしまいました。
こうきたか😵という感じもなく、ちょっと構えすぎてました。
相変わらず、又吉先生のYou Tube三昧の日々。
ものすごくいいこと言ってると思ったら、おバカな中学生みたいなノリもあったり、ほんとに面白い。
今回グッときたところは、福島県の磐城高校 野球部監督の話
部員への最後のノックの後、ホームベースの砂を手ではらったその場面を見た又吉先生
あの瞬間、あのホームベースは他のなによりも真っ白だった と
又吉先生が「あ、これ」って心に留めるいろんなことが、ほんとに素敵で、やっぱりこれ
やめられません。