映画「死刑にいたる病」の原作を読みたくて、でも図書館には無くて、著者の本をいろいろ読んでいますが、すごい作家さんですね……

転職をきっかけに、田舎のとある町に家族とともに引っ越してきた梅宮。……ろくでもない男です😒

母親の介護を精神の不安定な妻に全部まかせ、娘のことも心配事から目を背け、自分は見たくないから家には帰らず、横暴な態度で……ろくでもない男です。

引っ越してきま睦間町が、これまた閉塞的で、よそ者を受け入れず、老人たちが自分の利権を守ることだけを考える、全く魅力のない町です。

古い町でも、やはりSNSでの誹謗中傷や意図的なデマ情報でおどらされる住民たち。

そして、祭りの夜、暴動が起こるのです……


重苦しい著者の作品。
気が滅入るけど、読んでしまいます。

人は、もっと優しく柔軟であると思うのですが……