韓国ドラマ「有益な詐欺」

 

 

 

 

 

 

 

 

IQ180の暗記天才イ・ロウム(チョン・ウヒ)は両親を殺した罪で刑務所に10年間収監されていましたが、ロウムの両親を殺したと自首した男が現れ、ロウムは無実となったロウムは出所する事になります。

その真犯人の男の弁護を引き受けたハン・ムヨン(キム・ドンウク)は他の弁護士が嫌がる犯罪者ばかり弁護する冷徹な弁護士として知られていました。

その理由はハン・ムヨンは人並み外れた共感力能力があり過ぎる病気を持っていたからでした。

 

ロウムを始め、天才ハッカー、チョ・ダジョン(イ・ヨン)、語学の天才、リンゴ(ホン・スンボム)など多くの才能がある子供たちを集めて英才教育団体として、裏では暴力で従えさせエリート犯罪者を育成させる「赤目」と言う組織の出身で、復讐の為に「赤目」の謎の会長を探し出して復讐する計画を始めだしました。

ムヨンは事件を調べているうちにロウムと知り合い、出所後のロウムの弁護士として、ロウムの仲間と共に事件の真相を追う事になります。

 

 

 

 

 

2023年放送  全16話

 

 

 

韓国題「이로운 사기(有益な詐欺)」

日本題「有益な詐欺」

英語題「Delightfully Deceitful」

 

 

制作「スタジオドラゴン」

 

 

 

 

天才少年少女を集めて表向きは英才教育と称して、実態は子供たちの才能を暴力的支配で犯罪者を育てる施設「赤目」と言う組織。

 

 

「エリート犯罪者」の育成って凄くない?

 

IQ180の頭の中って見てみたいな。どんな事を考えてるんだろ?

 

と、それしか考えが及ばない超凡人な自分。。

 

 

 

 

キム・ドンウク目当てで観始めました。

 

 

キム・ドンウク演じる弁護士ハン・ムヨンは「共感過剰症候群」って「人の気持ちに同調しやすい」「人にはあまり理解されないけれど、物事を直感的に知っている」って病気になっており、精神科に通っています。

 

 

「共感過剰症候群」って本当にあるのか調べたら、最近、良く耳にする?目にする?「HSP」ってやつですね。

 

正義感が強く依頼人に深く共感しすぎるハン・ムヨンは善人(善人の犯罪者?)を弁護すると共感しすぎて、感情を持っていかれるので、腹立つ極悪人の弁護ばかりしております。

 

 

どこにも共感できない極悪人だったら共感しないもんね。

弁護士として仕事を淡々としてやれば良いからね。

 

 

 

弁護士って一筋でも同情できない超極悪人でも弁護しないといけなくて、それが周囲の人には「悪者の味方をする」って罵られたり、憎まれたりするけど、極悪犯罪者にも弁護人を付ける権利がある法律なので、そんな嫌な弁護もしないといけなのですよね。。

 

 

仕事なんですけどね。。。。

 

 

と、早々に話が逸れましたけど。

 

 

 

子供の頃から記憶力が抜群のイ・ロウム(チョン・ウヒ)は「赤目」に入り、犯罪の教育を受けていたけど、組織から抜け出したいロウムは両親を目の前で銃殺され、家に火をつけられて殺され、その犯人にされて収監して10年。

 

見せしめですね。

 

 

やっと本当の犯人が自首して無実が証明され。。。

 

 

って、毎度の事ながら、10年前とは言え、警察はもっと捜査して欲しいものですわ

 

 

 

天才少女が犯罪組織に入れられて、両親殺しの犯人にされて10年間も収監され、実は本当は犯人では無かったです。って無実になり、世の中に戻って来ました。

 

少女から大人の女性になり、10年の間に生き地獄を味わい、耐え抜いて逞しくなって戻ってきたかつての天才少女イ・ロウム

待っていたのは同じく「赤目」って組織で一緒だった仲間たち「赤目キッズ」

 

 

 

それぞれの分野の天才たちが集まって、虐待を受けて来た「赤目」を潰して会長に復讐のための詐欺を始めますけど、それに共感しちゃい、一緒に詐欺を始めちゃうハン・ムヨン。

 

 

 

チョン・ウヒさん、「ヒーローではないけれど」とか「The 8 Show~極限のマネーショー~」とか少し悪い女役で出ておりますが、「The 8 Show~極限のマネーショー~」の破天荒悪女は置いといて。

 

「ヒーローではないけれど」みたいな本当は優しい悪女的な感じのイ・ロウムは少し物足りないかな~

 

天才さも感じなかったし。

 

「The 8 Show~極限のマネーショー~」の破天荒悪女の方がインパクトがありましたね。

 

 

 

 

ロウムの保護観察官のコ・ヨハン役にユン・バクが出ておりました。

 

キム・ドンウク、ユン・パクは「君は私の春」以来、またもや共演ですね。

 

 

 

ハン・ムヨンは天才たちと「赤目」の会長を特定する計画を始めるけど、天才たちに負けず劣らずの頭の良さを発揮する弁護士ハン・ムヨン。

 

 

3か月の停職を食らったけど普通に弁護士として動いてるけど、あれって大丈夫なのか?

 

 

 

16話は少し長かったな。

 

キム・ドンウクのドラマって一筋縄ではいかない面白さがあるけど、初めの頃は話が難しすぎて凡人の私には理解できなくて諦めかけてましたが。

 

 

耐え抜いて面白さを理解できはじめ、最後までたどり着きました。

 

 


ラブ要素は・・・

 

ロウムが詐欺で警察に捕まる時にムヨンに突然にキスしたんだけど、その時に重要な証拠を入れた場所の鍵をムヨンのポケットに忍ばせたんですよね。

 

警察の目を欺くためのキス

 

 

別にキスしなくても警察から見えないように角度を変えてこっそりと入れれば良いじゃん。

 

ロウムはムヨンの事が好きだったのかな?

そんな感じは受けなかったけど。。。

 

 

ムヨンはと言うと「え?なにをするの?」って感じで驚いてたんで、ムヨンにはラブ感情は無かったのかも。

 

だからキスシーンも全くときめかず。

 

 

ま、このドラマはラブ要素は無くても良いと思います。

 

 

 

ロウム達に始めは検察やら、新聞記者やら協力者が出てきて賑やかな作戦会議でしたが、話が進みだすと、怪我したり、本職の信念に戻ったりで一人離れ、一人離れで寂しくなっていきます。

 

みんなで集まって情報交換をしている時はワクワクしたな。

 

 

 

途中で少しだけ出てきたムンガヨンちゃん。

 

華やかなパーティーのシーンでドレープの美しいドレスを翻しながらセンターを歩いて行く姿は美しかったです。

 

潜入していたロウムも美しく着飾っていましたけど、落ち着いた色合いのドレスのムンガヨンには勝てないわ。

 

一気に主人公感を持って行きましたね。もっと観たかったな。。

 


 

ちょっと始めを我慢すれば途中から面白くなるドラマでした。

 

ただ、謎が解けていくのが長すぎた。

 

 

ハン・ムヨンの家にリールが転がっているのを何度かあり、なんだろう?何の意味だろう?って思ってましたが、最終回で母親との会話でリールの話が出て「ここでリールに繋がるのか」とやっと理解 

 

スッキリするまでが長いのよ。

 

 

 

ロウムがカメラ目線って言うか、視聴者に向かって語る詐欺の手口は、詐欺の手法を視聴者に教えてるんだろうか?

 

そんな演出に見えました。