韓国ドラマ「クラッシュ交通犯罪捜査チーム」
交通犯罪を取り締まるTCI(Traffic Crime Investigation)交通犯罪捜査チームは署内で地味な存在で邪魔者扱い、署内の敷地の隅の倉庫で捜査をしていました。
メンバーは所属交通犯罪捜査チームの班長チョン・チェマン(ホ・ソンテ)と交通犯罪捜査チームの班長ミン・ソヒ(クァク・ソニョン)と防犯カメラ分析のスペシャリスト、ウ・ドンギ(イ・ホチョル)、オ・ヒョンギョン(チェ・ムンヒ)の4人。
ある日、自動車保険詐欺の容疑で捜査をしていた保険会社の職員チャ・ヨンホ(イ・ミンギ)は同じ事故の捜査をしていたミン・ソヒ(クァク・ソニョン)に誤認逮捕されてしまいました。
しばらくしてチャ・ヨンホは警察官となってTCI交通犯罪捜査チームの主任として赴任してきました。
KAIST(韓国科学技術院)出身で科学高等学校を飛び級で卒業し、名門大学数学専攻に首席で入学し、超エリートで頭脳明晰、交通犯罪捜査の資格を多数取得し、鋭い分析力と推理力を誇るとの触れ込みだったチャ・ヨンホは車の運転も出来ない、相手と戦う技術も無く、社会性も無い変わり者でした。
2024年放送 全12話
韓国題「크래시(クラッシュ)」
日本題「クラッシュ交通犯罪捜査チーム」
英語題「Crash」
道路上の犯罪を取り締まるTCI交通犯罪捜査のお話です。
単純な不注意での意図せぬ交通事故ではなく、煽り運転や故意の事故、故意の殺人事故などを扱う部署だそうです。
交通犯罪って馴染みがあるようで無い感じでしたが、確かに今で言うと煽り運転も交通犯罪ですよね。
一見、単純な運転ミスの事故のように見せかけて実は殺そうと計画された事故を暴くって部署があるってのは知りませんでした。
そういうのは犯罪部署みたいな所で扱うんだと思っていましたけど、ちゃんと細かく分類されているんですね。
交通犯罪を取り締まる部署として存在するのが通称TCI交通犯罪捜査チームですが、メンバー達がこれは計画的な殺人を狙った事故だって言うのに、他の部署では単純な交通事故って思っていて、何を言ってるんだかって感じで小バカにされてます。
チャ・ヨンホがKAIST(韓国科学技術院)出身でエリートで保険会社の調査員を辞めて、突然に警官になってTCIに入って来たと。
その特別な頭脳を駆使して、データーと数式で犯罪を割り出すと。
KAIST出身で頭脳明晰の触れ込みで入った割には頭の良さをあんまり出せてない気がしますけど。。。
数式でデーターを計算しているとミン・ソヒ達にかるーくスルーされて、現場に連れ出されると。
もっとデーターや防犯カメラの分析なので、その頭脳をバキバキに出して、事件を解決するのかと思いきや、やはり刑事は地道に現場を捜索。
KAISTエリートいらなくない?
空気の読めない感は可愛く感じたけど^^
ドラマの全体の中心にチャ・ヨンホが学生の時に交通事故で人を死なせてしまったという過去を持ち、そこに新たにお金持ちの坊ちゃんの犯罪が絡み、その事件に離れたり、近寄ったりしています。
実は坊ちゃんがヨンホの事故の真犯人で、財閥、お金持ちにありがちな事件の隠ぺいがあり、ほんとに金持ち何でもありじゃんっ!ってイラつく話です。
もう最後の方はヨンホのKAIST頭脳は何処に行った?って何度も思いました。
派手なカーアクションがあるけど、殆どが黒の車で犯人の車か追っている方の車か判別できない時があるんよ。
今、韓国では黒いセダンが流行なの?
イ・ミンギって年齢を重ねたせいか、お顔にも皺が出てきて、ボーとしている姿が少しおじいちゃんみが出てきましたね。
役柄なのかな?
空気読めない感が頭が良さそうに見えないんだよね。
もう少しスピード感のある、少し影のあるワイルド系(難しいっ)の役の方があっている気がするけど。
「私の解放日記」も似たようなハッキリしない役だったな。
「ヒップタッチの女王」もあんまり似合わなかった気がするわ。
私は2007年「タルジャの春」のカン・テボン役が一番好きでした。 ← 誰も聞いてない💦
2007年「いいかげんな興信所」も良かったな。 ← だから誰も聞いてないって💦
でも、このドラマでも相変わらず素敵でした。 (ミンギ様のファンへの配慮^^)
ミン・ソヒ役のクァク・ソニョンさん。
「賢い医師生活」で初めて見たときに「どなた?」って思いましたよ。
最近では「ムービング」で有名になりましたよね。
長い事、ミュージカルで活躍されていたとか。
ミュージカル「タルゴナ」でデビューされたみたいですが、「タルゴナ」って聞いたことあるよね。
クールな役が多いですが、このドラマも気に強く、車の運転はレーサー並み。
最後の方の犯人をヨンホと二人で追うシーンはスリルがあって良かったな。。
って本人がやってる訳では無いけどさ。
そかし、ちょっと痩せすぎじゃありませんか?
頬がコケすぎですけど。
交通犯罪捜査チームのチーム長チョン・チェマン役のホ・ソンテ氏
「イカゲーム」とか出てますけど嫌な役とか悪い役が多いので今回もまたか?って思ってましたけど、控え目で少し弱気でミン・ソヒに強く言われっぱなしだけど、みんなを信用して見守っている役でしたね。
過去にロシアや東欧でテレビの営業経験を持つのでロシア語で話す役が結構ありましたね。
今回のドラマではセリフが無い部分が多く、本当に若い者たちを思うようにやらせようと裏で必死に守る役でした。
ソウル・ナムガン警察署の署長の役のペク・ヒョンジン氏
嫌な役が多いけど「良くも、悪くも、だって母親」ではぎゃぎゃーとうるさい役とか、「終末のフール」でも嫌な役だったしね。
このドラマでもきっと嫌な役なんだろうなって思ってたら意外に憎めない役で可愛かった。。
本庁の重大犯罪捜査課のミン・ソヒの元彼イ・テジュ(オ・ウィシク)は敵なのか、本当は味方なのかよくわかりませんでしたね。
本庁(ソウル警察庁)の捜査次長ピョ・ミョンハク(ホ・ジョンド)と息子のピョ・ジョンウク(カン・ギドゥン)の犯罪を暴いて親子同士で裁判で裏切ってってのを解決したら終わりで良かったのに・・・
カン・ギドゥン過去一の主役級の役で良かったね。
人の良い役や、今回のワル役も似合いますね。上手いです彼は。
残りの11話、12話のチーム解体でそれぞれの班に飛ばされて、ミンギは遠くの島の警察に移されたってどういう事?
メンバーが島に会いに来て事件が起こり解決ってのもあるけど、やはり事件のクライマックスは息子カン・ギドゥン逮捕、裁判でいいよ。
最終回の事件を解決した後のお話はどうでも良くて、どうせチームはまた開設されるんだろうなって分かるし。
いっそ、みんなで島に残ったら面白いけど、そんな訳がないしソウルにまた終結だよねって分かってしまうのが残念。
11話あたりだっけ?数分間はヨンホの車を買うって事で車の宣伝で使われてるし。
season2の匂わせもあるけど、いっそ、11話で終わって欲しかったわ。
最後の交通犯罪捜査班の班長チョン・チェマンが語った言葉が響きました。
年間、韓国では交通事故の死者が3千人いると。
でも運転手は殺人を犯したのだと思わない。運転ミスだった、ちょっとした事が原因だと、事故を起こしても、どこかでまた運転をしているだろうと。
人を殺した感覚は交通事故には無い、でも事故で殺された本人も遺族も同じ殺人事件の被害者だと、そんな意識が無く運転してました。気を付けて運転しよう。。。