韓国ドラマ「終末のフール」

 

 

 

 

 

 

ある日、地球に向かって飛んでくる小惑星を発見し、軌道修正するも失敗。

200日後には朝鮮半島周辺あたりに激突する事が分かりました。

直接的に大打撃を受ける地域となった韓国の都市ウンチョン市の市民たちは壊滅を避けられない状態の中で、刻々と迫ってくる終末に向き合っていました。

 

街では暴動が起き、略奪、殺人、未成年拉致、人身売買などが連日起き、悲観して自殺する人たち、直接的に被害を受けない国へと逃げ出そうとする人々、食料も医薬品も不足し、刻々と迫って来る終末に怯えながらも、自分なりに最後の日を迎えようとしていました。

 

 

 

 

 

 

2024年放送  全12話

 

 

韓国題「종말의 바보(週末のバカ)」

日本題「週末のフール」

英語題「Goodbye Earth」

 

 

 

原作は日本の作家、伊坂幸太郎の小説「終末のフール」

 

 

 

 

伊坂幸太郎が好きで以前に原作「終末のフール」を読んだ事がありますが、こんな内容だっけ?記憶に無いわ。。。💦

 

 

 

 

主人公の一人、生命工学研究所の研究員ユンサン役のユ・アインがドラマ撮影後ではありますがコカインおよび大麻の使用が発覚し、公開を延期、編集を余儀なくされた事で話題になりましたね。

 

 

 

3話ぐらいまでの編集が終わった頃にユ・アインの騒動が出たようです。

 

彼の出演は問題発覚前に撮影が済んでいるとの事で、倫理的にどうかと疑問視されたようですが、主要なキャラクターだとの事で全てを削る事が出来ず、ユ・アインはできる限りの編集で最小限の登場にしたそうです。

 

 

 

しかし、前半こそ、韓国にいる恋人の中学校教師チン・セギョン(アン・ウンジン)と映像通話をしている時にアメリカの研究所に暴漢が来て、生命工学研究所の研究員ユンサンが隠れ潜んでいる時に映像が途切れたってシーンがありました。。

 

 

このワンシーンで終わりなのかと思ったほど、前半は登場しませんでしたが、突然にアメリカから脱出し、日本を経由して韓国に戻って来たと。

 

そこからユンサンは結構な登場シーンがあり、逆にどのあたりをカットしたの?って思うぐらいだったけど。

 

 

 

今、思えば、アメリカにいるユンサンの研究所が何故に襲われたのか、どうやって逃げたのか、どうやって韓国に入国できたのか?

 

そもそも、ユンサンが研究していたのはどんなのだったのか?

って、分からない部分が多いので、その辺りを編集されたのかな?

 

 

ポスターからは主要人物の中にユ・アインは外されていますが、それぐらいの登場シーンがあったけど。。。

 

 

そして、ユ・アイン 演技上手いなって・・・

勿体ないな。。。

 

 

 

 

 

ドラマの感想に戻りますが、初めから意味が良く分からなかったです。

 

 

地球に小惑星が激突するってので、その日まで後何日ってカウントダウンされてますが、過去に戻っての話も出てくるので、残り100日とか迎えて、急に230日とかの話になって、まだ穏やかに暮らしているエピソードが出てくるので、ちょっと話があちこち飛びすぎちゃってるので頭がついて行けませんわ。

 

 

それと、小惑星が朝鮮半島、日本周辺に激突予定で、その辺の国は消滅するようですが、直撃を逃れそうな国は生き延びるってみたいですが、小惑星が急に激突したら、直撃では無くても何かしらの影響はあるだろうし、なのに優秀な人を難民として受け入れるってどういう事?

 

 

急激に天変地異や氷河期が来るかもしれないのにね。

小惑星に激突されて地球の位置が変わるかもしれないのに。。。

 

 

 

 

 

小惑星の衝突が知らされた後、街では生きる希望を失った人たちの自殺、暴動や略奪や殺人などが起き、刑務所から受刑者が脱獄して人身売買、麻薬、違法賭博が横行しだし、全ての生活機能が正常に動かくなり、学校も閉鎖されてしまいます。

 

 

 

中学校教師チン・セギョン(アン・ウンジン)は生徒たちが拉致されて売られたり、性的搾取されたり、売買され、殺される現状を見て、何もできなかった事により、激しい後悔とトラウマに悩まされます。

常に危険にさらされている子供たちを助けるために人殺しまでしてしまいます。

 

 

 

姿を消した主任神父に代わり、助任司祭ウ・ソンジェ(チョン・ソンウ)は市民と共に助け合って信仰を貫いていましたが、主任神父が自分だけが助かるために神の助けを求める信者を置いて逃げてしまった事が分かり、信仰への不信感を抱き、神父を辞めてしまいます。

 

 

 

戦闘勤務支援大隊の中隊長カン・イナ(キム・ユネ)も残された隊員と共に補給輸送と治安維持のため、廃墟になったウンチョン市のあちこちを歩き回りながら市民の安全を守ろうとしますが、内部からも上層部からも問題ばかり起きて、秩序を守るために苦悩します。

 


中隊長カン・イナ役のキム・ユネ、髪を短く切って一見、男性にしか見えないイケメン度に驚きました。

 

 

 

だいたい、この3人を中心に、教会に集まって来る住民たちとの最後の日までの話で進んで行きます。

 

 

 

 

絶対に死ぬ運命に身をゆだね、いつものように信仰に頼って、周りの人を気にかけて最後を迎えようとする人たち。

 

 

直撃する国以外で被害が少なそうな国と協定を結んで、密かに逃げようとする人たち。

 

 

死ぬ運命なのにお金に拘り、暴行や拉致、殺人までやりたい放題の人たち。

 

 

逃げて来る難民の選択をする受け入れ先となった国。

お金を持っている、権力がある、国にとっての研究や頭脳がある人達を選んでいるって。

 

 

結局、お金持ち、権力者、悪人が最後の最後まで何でもありのやりたい放題なんだな。。

 

 

 

幼い子供や、明日にでも亡くなってしまいそうな老人や、自暴自棄になっている人達も最後の日をどうやって迎えるのかってかんじですが、凄く難しいテーマですよね。

 

 

登場する住人は宗教に頼ってい秩序を守って生きてますが、信仰って凄いんだなって思いました。

信仰があるから生きていける人たちもいるんだなって。

 

私だったら無宗教なんで信仰には頼らないけど。。

最後の日をどうやって迎えるんだろ?

 

 

 

 

インタビューでアン・ウンジンが

「台本を初めて読んだ時を思い出す。混沌とした状況があっという間に過ぎていった。特に、エンディングのシーンがとても印象深かった。胸がどきどきした。完成した作品を見た時も、エンディングのシーンが大きな響きを与えた」と語っていました。

 

 

エンディング??

 

 

 

 

中学校教師チン・セギョンが助けられなかった生徒のために強く持ち続けた使命感がチョイ理解できず。

 

何故にそこまで追い込まれたのか?

 

 

復讐のために悪党たちの巣窟に銃を持って一人で乗り込んでいったセギョン。

 

一緒にアメリカに逃げようと思い、セギョンを説得できなかったユンサンは火炎瓶を持ってセギョンの後を追って行くってのがエンディングでは無かったのか?

 

 

どうせ死ぬ運命なのに、じっと出来なくて復讐に行くって、D-dayまで待たず復讐して死ぬ選択したセギョンが一番、平常では無かったな。。

 

 

 

 

最後の最後のエンディング?

 

 

小惑星が激突して全てが光と共に消え去るのかと思いましたが、あまりにも平和で終わったので困惑しました。

 

 

みんな、最後を迎えて、散々な修羅場を経験して、もう達観しちゃって死の恐怖を乗り越えてしまい、あんなエンディングになったのかな?
 

 


ユ・アインがちゃんとしていたら、もっと面白いドラマだったのかな?