韓国ドラマ「コーヒーを飲みましょうか?」
公務員受験に失敗して落ち込んでいたカン・コビ(オン・ソンウ)は偶然に通りがかったカフェにフラリと入りました。
店長のパク・ソク(パク・ホサン)が一人で切り盛りしている小さなカフェ「2(イ)デカフェ」で1杯のコーヒーを飲んだ事からコビはその味に魅了され、コーヒー作りに人生を賭けようと無理やりに弟子入りを志願します。
店長は弟子は要らないと断りますが、毎日のように店に来て説得するコビに根負けし、コビを新人バリスタとして受け入れます。
何度も失敗を繰り返し落ち込んだり、自分の無能さに挫折し掛けたりしますが、店長のコーヒーに対する熱量と愛情と知識と、そして人を見る目や考えに影響されていくコビでした。
カフェの常連客の会話や、様々な理由でコーヒーを飲みに来るお客さんとの交流から人生を知り、人間としてもバリスタとしても成長をしていくコビは一人前のバリスタになれるのでしょうか。
2021年放送 全12話
韓国題「커피 한잔 할까요?(コーヒー1杯どうですか?)」
日本題「コーヒーを飲みましょうか?」
英語題「Would You Like a Cup of Coffee?」
人気漫画を実写化だそうです。
こんな穏やかな漫画が韓国にあるんですね。 (全く漫画を見ない人💦)
全12話ありますが、1話が30分程度なのであっという間に観られます。
コロナ過でステイホームの人、仕事の忙しい人、通勤時や休憩時などに気軽に観られる韓国のミッドフォームドラマだそうです。(ミッドフォームって何すかね?調べるとプリキュア出てきますけど・・・)
そう言えば最近多いですよね。こんな形態のドラマって。
韓国ドラマって言えば、始まりは目まいがしそうなほどの100話越えのばかりで、数年前までは長くて32話、22話とかで、ここ最近は長いので20話、16話、12話程度で終わるのが多くなってきてますね。
12話では物足りないドラマもあるし、長っ!て思うドラマもあるし。
このドラマは1話30分程度で12話。
物足りない!!! season2を切望します!!!
またまた話が逸れました。。。(反省、だから長文になるんだよ)
第1話「ゴッドショット」 第2話「コビ。コビ? コビ! 」 第3話「カフェ・ヴォルデモート」みたいにタイトルが付いています。
第2話「コビ。コビ? コビ! 」のカン・コビの名前ですけど、コビと言う名は「ゴビ砂漠のように広い心で」って意味でつけられたと言ってました。
韓国ではコーヒーの事を커피(コピ)と言います。
피は「ピ」とも「ビ」とも言うのでコピとコビで引っ掛けてるのかな~
「コピ コピ コピ」と言い続けて下さい。コビになりますから。
「ピ」と「ビ」 だから韓国語は発音が難しい😢
またもや余談・・・
「2(イ)デカフェ」は本当は「梨大(イデ)カフェ」だったのが看板業者が間違えて「2デカフェ」にしちゃったそうで。
韓国語で数字の「2」は「イ」と読むのでね。
間違えたのを発覚した時点で作り直しを要求しない所が店長の人柄が出てますね。
韓国人なら大騒ぎして作り直しさせて料金値引きを請求するのにね。
ユーモアもお好きで穏やかな店長ですね。
カフェもそんな店長の人柄を表してるお店でした。
元は「梨大カフェ」だったと・・・
ソウルにある4大トップの最難関大学の名門校「梨花(イファ)女子大学」の近くにあるカフェですかね?
ちなみに「梨花女子大学」は 通称「梨大(イデ)」
建物がとても美しいです。
「ECC館」 巨大地下建造物です。
内部はごく普通ですけど、これが有名だそうで色んな人が写真を撮りに来てました
またもや話が逸れました。。
コビに教える店長の豆の選別から焙煎の工程、焙煎方法、エスプレッソマシンやハンドドリップなど抽出方法の違いなど、温度の違い、ミルクとの割合、マシンのお掃除で変わる味、コーヒーの専門的な知識がドラマからコーヒーの専門知識が楽しめます。
一杯のコーヒーのために膨大な知識が必要なんだなって。
大きな事件や出来事は起きません。
静かな小さなカフェに訪れるお客さんや常連客との何気ない会話を通じて一杯のコーヒーと共に、人生とは、自分とはを見つめ直したり、自分はどうなのかとか考えたり。
コーヒー店を舞台にしているけど、日常の街の風景を切り取って映像すらゆったりとしています。
ご飯を食べる町の猫。ベランダから外を見ているワンコ。
風に揺れ草花。煌めく河の水。窓を伝う雨粒。さざめく木々の葉。
ギターやピアノの優しい音色の音楽に癒される極上の時間を過ごせるドラマです。
スタバとかチェーン店には無い、時間の流れが遅く感じる大切なお店。
こんなゆったりとした時間を過ごして、こんな穏やかなカフェで窓の外を見ながらコーヒーを飲みたいですね。
ところが、こんな穏やかな小さなカフェにも時代の流れやコロナなどで客足が遠のき、存続の危機にさらされます。
味も分からないけど珍しい高級コーヒー豆を求める客が増え、高級なコーヒーを出すお店へと流れて行ってしまいます。
高級なお店でコーヒーを飲むってのがステータス、見栄なんでしょうね。
スタバでお勉強や仕事をしている人みたいに・・・
最近のスタバで仕事をしてる人の多いこと。
スタバでパソコンで仕事をしているんだよ、僕は。。ってのがガンガンと伝わってきますわ。
それに追い打ちをかけるコロナ。
「2デカフェ」もお客がいなくなり、暇な時間が多くなります。
店長はお店を閉める覚悟をし、コビを知り合いの大きな最先端のカフェに行かせます。
豊富な知識が入り、最先端のコーヒーの淹れ方を知れるお店でコビは夢中になりますが、やはり人間が入れたコーヒー、自分の世界を変えた店長のコーヒーに勝てる味は無いと、再び、「2デカフェ」に戻ってきます。
ここでお話は終わります。
ぜひとも!!! season2を!!!
おねがいします!!!
主演は元Wanna Oneのオン・ソンウ
「力の強いカンナムスン」では男っぽい感じの刑事役でしたが、このドラマではまだ少年ぽさが残ってましたね。
穏やかな店長役のパク・ホサン。
この役は良かったな。
3話目に私の推しの一人、イ・ギュヒョンが特別出演してます。
始めは語りだけでしたけど、声でもしかしたら?って思いましたが、3話の主人公として出ていました。
「刑務所のルールブック」で共演した二人。また観られましたね。
私は実はカフェイン過敏症で(ドラマの中でもカフェイン過敏症のコーヒー評論家が出てましたけど)特にコーヒーを飲むと体調が悪くなるので、家にいる時にしか飲みませんがコーヒー自体は好きです。
数年前にドラマ「ミセン」のロケ地巡りを一人でしていた時に、チャン・グレの家を見に行こうと出かけたんですけど、坂に家が立ち並んでいるごちゃごちゃしている町なので見つからない。
公園で暇そうに集まっているおじいちゃん達に聞いたら「シークレット ガーデンのロケ地なら直ぐそこだけど」と言われたんですけど。。
近くの小さなカフェの中に人がいたので入り、学生にコーヒーの焙煎の仕方とか教えているマスターに聞いたら、学生を置いたままグレの家まで一緒に行ってくれました。
その時に焙煎なんて見た事が無かったから、グレの家を見た帰りにお店に寄ろうと思ったのですけど、店長は私を案内して直ぐに帰ってしまったし、あまりにも複雑な町なので、帰り道は違う道になったようでカフェは見つからずでした。
昔、韓国語を習っていた韓国人の先生が「韓国人は甘いコーヒーが好き」と言って、いつも甘いコーヒーを出してくれましたが、お砂糖が多すぎてカフェインも感じなくて。。。
今は本格的なコーヒーを飲む習慣のある韓国人ですが、たまにあるコーヒー自販機やお年寄りは甘いコーヒーがお好きなようです。
そんな自販機はとても安くて50円ぐらい?で飲めましたけど、全部、甘ったるいコーヒーでした。
そんなのもドラマの中に出てきます。
自販機も、甘いコーヒーも時代と共に姿を消していくようです。
一話一話が大切な時間に感じて12話で終わるのが惜しくて何度も止めながら観ました。
また2回目も観たいなって思ってます。
とっても上質なドラマでした。。。
ドラマのよりも長いブログでした。 ←通常運転💦