韓国ドラマ「ずっとあなたを待っていました」
田舎の海町のウジンは50年間、大きな事件が起きていない平和な町でした。
そんな町でソウルで起きていた連続殺人事件に似た事件が起き、ウジン警察署の刑事オ・ジンソン(ナ・イヌ)の弟で母親と刺身店を切り盛りしているジヌ(レン NU'EST) )が容疑者になって逮捕されてしまいます。
オ・ジンソンはソウルに行き、幼馴染で家族のように付き合っている中央地検の検事コ・ヨンジュ(キ ム・ジウン)、ヨンジュの同僚のエリート検事チャ・ヨンウン(クォン・ユル)がいる捜査チームに合流し、弟のジヌの容疑を晴らします。
ジンソンは事件解決を評価され、江南(カンナム)警察署へ移動することになりました。
容疑が晴れ、無事にウジンに戻ったジヌが、ある大雨の夜に何者かに襲われて意識不明の重体となってしまいます。
救急搬送された大病院ジンジンメディカルの院長で、検事チャ・ヨンウンの母親でもあるユ・ジョンスク(ぺ・ジョンオク)がジヌは臓器提供の意思表示をしていたと言い、このままでは脳死すると告げます。
悩んだ挙句にジンソンと母親はジヌの意思を尊重して臓器提供をすると承諾します。
ジヌは突然に容態が悪くなり脳死判定され臓器提供をし、帰らぬ人となりました。
一方、ジヌは大雨のために証拠が流されて手掛かりも無く、事件では無く事故として扱われる事となりました。
一年後、ジンソンの元にジヌ殺害事件の映像が届きます。
弟は事故で無なく、殺されたんだと思っていたジンソンは中央地検の検事コ・ヨンジュ、検事チャ・ヨンウンと共に事件を追い始めます。
2023年放送 全14話
韓国題「오랫동안 당신을 기다렸습니다 (長い間あなたを待ちました)」
日本題「ずっとあなたを待っていました」
英語題「Longing for You」
韓国題も日本題も同じですけど、どうしてこんなタイトルになったのかはドラマ中にヒントがあります。
誰からの目線で見るかによって意味合いが違って来る「ずっとあなたを待っていました」ですね。
制作は「SAMHWA NETWORKS」
私はあんまり良く知らなかった会社ですけど
「九家(クガ)の書 ~千年に一度の恋~」(2013)、「製パン王キム・タック」(2010) キム・タックもかぁ~~!!!
2022年にはイ・ジュンギ主演の「アゲイン・マイ・ライ」とかを制作してヒットさせてるみたいです。
テレビ局ENA放送は「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を放送したケーブルテレビチャンネル。
どちらも正直、あんまり知りませんけど。。。
で、ドラマに戻りますけど、オ・ジンソン役のナ・イヌ君は出演しているドラマを何本か観てますけど記憶なし。
今は「私の夫と結婚して」が大ヒットしたようですけど観てないし。。
本当に今回「初めまして、ナ・イヌ君、お名前だけは聞いておりました」の気分です。
背が高いよね~~ 188㎝ってさ~ 見下ろすってどんな気分だろ?
みんな見上げるから首が痛いよね。。
29歳ナ・イヌ君、兵役に行くとか、まだだとか、風の便りに聞きましたけど。。。
どちらにしても今年で入隊ですね。。
オ・ジンソンの弟のオ・ジヌ役のレン君。
童顔なのか、髪型のせいか、身長のせいか、ナ・イヌ君が老けて見えるのか、一つしか違わない1995年生まれの28歳。
NU'ESTってボーイズグループに所属していたそうですが「PRODUCE 101 シーズン2」出身だったのね。。。
「還魂」ソ・ユル役のファン・ミニョンもNU'ESTでしたね。。
ああ、ファン・ミニョンもソン・ガンも入隊するのね。。。
イ・ジェウクは熱愛宣言出ちゃったし。。 ← 大谷選手の結婚よりもザワザワした私・・・
またまた話が逸れました。。
あとの役者さんはドラマで良く見かけるので省いて。
幼なじみで中央地検検事のコ・ヨンジュに密かな恋心を持ってますが、意外に理性があり、シャイでもあるので、冗談交じりに告白するのでコ・ヨンジュには相手にされないようです。
幼馴染で家族のような関係なので、なおさら恋愛対象としては見られないですよね。
危うく恋のライバルのエリート検事チャ・ヨンウンに取られる所でしたけど・・
事件の真相を探っていて犯人らしい人を見つけるけど、証拠や疑う部分が何だか簡単すぎるのよね。
連続殺人では日本製のお高い包丁が使われていたけど、ジヌがネット売買で買って持っていたから犯人だと。。
いやいや、いくらお高い包丁でも持っている人は沢山いるだろうよ。
そんなに韓国の料理人は貧乏じゃないでしょ。
財閥だって沢山いるんだからお高い包丁でお料理を作ってもらえるでしょうに。
たまたまジヌが犯行時間頃に現場近くにいたと。。
そんな偶然って沢山あるよ。。。
簡単に決めつけて犯人として起訴まで持って行こうとするのって怖いわ。。
気軽に歩けないよ。。
検事チャ・ヨンウンの母親のジンジンメディカルの院長のユ・ジョンスク(ぺ・ジョンオク)が愛する一人息子のヨンウンが幼い頃から心臓が悪くて移植しか方法は無いと言われておりまして。
ヨンウンがいよいよ移植となるまで密かに夫の不倫相手の息子達を愛息ヨンウンのために密かに健康管理をしながらドナーを育てていたと。
ぺ・ジョンオクさんが出た時から「犯人ですか?」って思ったし、オ・ジンソンの弟のジヌが殺された時に「そろそろ息子の移植の時期ですね」って思ったし、全体的には大体ストーリーが分かりましたね。
確かに夫の不倫相手の子供だから憎いはずだし、愛着も無いだろうし、自分の息子の病気が治れば何でもしたい気持ちは分かるけど、ユ・ジョンスクは医者だし、元気な若者を襲って脳死までさせちゃうなんてね。。
ジヌの実母が裁判で涙ながらに息子を貧しさゆえに捨ててしまった事の反省と後悔を聞いていて、同じ母親として、人間として罪悪感を少しでも感じることはないのかな?
顔色一つ変えませんでしたね。。
人間とも医師とも思えないような人が、移植可能な年齢になるまで成長するのを待っていたなんて、まるで実験動物の到着を待っているような感じで、嬉しさすら感じるユ・ジョンスクには息子を守る事しか頭になく、悪い事とは思えない、何も入って来ないって感じでしたね。
恐ろしい母性愛・・・
これは・・・母性愛ですかね?
勿論、愛息の命は最優先だけど、不倫ばかりしている夫、夫の子供、不倫相手などに自分のプライドを傷つけられてしまって復讐の意味もあるような気がします。
オ・ジンソンの母親は生活苦で一度はジヌを捨てようとしたけど、それが出来ずに後悔し、育て上げたました。
ジヌを引き取ってからずっと冷たい態度をとっていたが嫌っていたわけではない。
もしかしたら、本当の母親に返すときに苦しくならないように、わざと距離を置いていたのだろうかな?
そうでなければジヌは可哀そうすぎますね。
亡くなってから実母にも、オ・ジンソンの母親にも後悔の涙を出させたけど遅いんだよ。
それでも賢いジヌは捨てた実母の事も、オ・ジンソンの母親にも自分の事を嫌いでは無いと分かっていたからその辺は救いだよね。。。
ジヌが亡くなった時や回想シーンで、虚しさに打ちひしがれる時に流れる音楽良かったです。何度も泣きましたよ・・・
途中こそ、弟が犯人にされたり、殺されたり、実の兄弟では無いと分かったりと暗い部分もありましたが、ドラマの始まりと終わりは妙に明るい感じで終わって良かったです。
ま、多少は違和感はありますけど。。
お金持ちは何でもありの世界なんですね。
お金さえあれば命も買えるんですよね。。。