韓国ドラマ「メランコリア」

 

 

 

 

 

 

韓国1の教育特区、江南にあるアソン財団名門校アソン高校に各種の数学大会の入賞者を多数輩出する経歴を持つ数学教師チ・ユンス(イム・スジョン)が赴任してきました。

一流大学に入るには数学の成績が左右すると言われ、チ・ユンスの独特な数学のクラスに保護者たちも自分の子供を入れようと必死になっていました。

ある日、チ・ユンスは偶然に出会ったペク・スンユ(イ・ドヒョン)に数学の才能を見出し、アソン高校の生徒だと知ります。

 


「数学は嫌いだ」と決して自分の事を表に出さない万年ビリの成績のペク・スンユは10歳の時に数学の才能を認められ、アメリカの数学の最高位の学校で才能を発揮していました。

が、幼いペク・スンユは言葉も通じない異国で孤独な日々を過ごし、頼りになるのは唯一の同じクラスの年上の韓国人の友人。

 

 

その彼が解けないでいた数式をみんなの前で軽々と説いてしまったペク・スンユ。

雨の夜、飛び降りて亡くなった友人。

ペク・スンユは自分のせいで自殺したのだと思い、それが心の傷となり、数学の天才と言われたペク・スンユは天才から一気に落とされ、以後8年間、何事にも関心が持てず、唯一の数学が好きである事を隠して無気力に生きていました。

 

 

名門校アソン高校は理事長の長女ノ・ジョンア教務部長(ジン・ギョン)を筆頭に子供の数学の成績のためにあらゆる利権や取引が横行していました。

チ・ユンスの教えで再び数学を愛するようになったペク・スンユはすぐさま、数学のトップに躍り出て、次々と難問を解読して、ついには最年少で数学のオリンピックで優勝するまでになりました。

 

 

 

 

 

2021年放送   全16話

 

 

韓国題「멜랑꼴리아 メランコリア」

日本題「メランコリア~僕らの幸せの方程式」

英語題「Melancholia」

 

 

 

日本の副題のセンスよ・・・ 僕らの幸せの方程式・・・・って。。。安っぽいわ。

 

私がメランコリア(憂鬱)になりますわ。

 

 

視聴率は最高3%ちょいぐらいで、下降していき、終盤に2%台になり、ほとんど低迷のまま、浮上しませんでしたね。

 

 

私も何度も寝落ちしたし、視聴を止めようかと思いました。

全話観終わるまでに何日掛ったか・・・・

 

 

 

とても長く感じました。16話は要らないなって思いました。

 

 

 

ペク・スンユとチ・ユンスってさ。。

 

名前が似ていてややこしいのよ。

 

「きみこ」と「みきこ」みたいにややこしいわ ←昔の職場に実際にいたので・・・

 

 

 

 

初めの頃の数学の天才のペク・スンユと数学の教師チ・ユンスとの数学を愛する者同士しか分からない数学の言葉を交わしながら夢中になって黒板に数式を解いていく姿が美しかったし爽快でした。

 

 

 

数学苦手な。ってか数学のテストで0点を取った事があるで(もう自慢になるわ、0点なんてさ)

未だに計算が苦手で、簡単な足し算ですら計算できない。99すら覚えてないし。。。

 

脳が数字を見ると動かなくなってます😢

 

 

 

そんなバカな私には意味不明の計算式を楽しそうに解いていく二人の姿に憧れちゃいますね。

数式って二人で解けるんだ~ 解けない数式ってあるんだ~

 

 

数式って何? もう何をしているの?って思うぐらい分からない数式。。

方程式か?その違いも分からないわ。(はい、調べますね汗

 

 

私の事は置いといて。。

 

 

 

その美しい数式を夢中で解く二人に見惚れてましたが、徐々に純粋に数学が好きな二人の前に立ちはばかるノ・ジョンア教務部長や保護者達の嫌らしいお金と名誉と陰謀とが絡んで来て、利害関係で結ばれた者たちがお互いに裏切ったり、服従したりの繰り返し。

 

 

 

 

ノ・ジョンア教務部長がキリキリとうるさいし。。。

 

あっちでも、こっちでもヒステリー起こしてうるさくて、鬱陶しくて、最終話の何もかもから解放されて穏やかな顔をして敵対していたチ・ユンスの握った手を名残惜し気に離す姿にやっと観てる方も解放された気分になりました。

 

 

 

一方のチ・ユンスは何だか気持ちがまだ晴れていなくて、名残惜し気に手を離すノ・ジョンアに対して、さっぱりと離したように見えました。

 

 

なんだ、かんだと言ってチ・ユンスもかなり色々と根に持つタイプで、用意周到に計画してて怖いよね。。

 

 

 

 

 

親も親なら子供も子供。人を蹴落とす事しかしないって。

嫉妬する同級生の嫌がらせや、浅ましい考えで2人は落とされていきます。

 

 

そんな事をする間に勉強すれよって思うけど、親が楽な道を用意して無理やり進むようにするから何も考えない思考になっていくんですよね。

 

 

子供の将来のためだと言いながら、子供を親の自慢とか利益のためとしか見ていない汚れた親たち。

 

 

お金持ちの親は強力なバックでテストの問題まで手に入れちゃうし、数学の賞に自分の子供が取れるような賞まで作ってしまう無法地帯ぶり。

そんな力の無い親の事をバカにして妨害までしちゃうし。

 

 

その力のない親も勉強が出来る我が子を唯一の自慢で、裕福な家庭の子供を押しのけて賞でも取ったなら、天下を取ったかのように自慢しまくり、子供にも圧を掛けすぎ。

 

 

 

10歳の幼いペク・スンユは言葉も通じない異国で大人達と数学を学び、兄のように慕っていた韓国人の友人が自分のせいで自殺したと思ってトラウマを受け、8年間も一人で抱え込んでいるのに、親は全く気が付かず、成績が悪い事ばかり責めてさ。。

 

 

 

天才だと言われて10歳で渡米して、いきなり帰国したら成績は常にビリ。

やる気も無い。

 

こんなに変貌しちゃった思春期の息子が何が原因でそうなったのか考えもせずに成績が悪い事だけで判断している。

 

利権を利用して子供を優位に立たせようとするお金持ちの親にも負けず劣らずの親ですよね。。

 

 

 

 

韓国のお受験って本当に大変てか、怖いけど。。

 

 

 

 

ペク・スンユが数学の天才に戻り、数々の名誉を受け取って勢いで一流校へ。。

って時にペク・スンユと教師チ・ユンスの仲が怪しいと噂が出て、2人でいる写真まで流出されて教師チ・ユンスは解雇されます。

 

 

 

2人の関係性が問題視になって教師のチ・ユンスは未成年何とかの罪で警察で事情聴衆。

 

って、その時に「数学を二人で夢中になって解いてたんですよ。生徒に恋愛感情なんて無いです」って強く言って、ペク・スンユは「僕が一方的に好意を持ち、片思いなんですよ。先生は知らなかったんですよ」って言えば済む事では無かったかな?

 

 

 

そもそも、噂の元は数学の勉強のために二人が釜山まで日帰りで行って疲れたんで、電車を待っている間に先生が生徒の方に頭を乗せて寝ているのをクラスメイトに写真を撮られたと。

 

 

 

チ・ユンスが「日帰りだったので朝が早くて、疲れて眠くて知らない間に肩に乗せて寝てしまったようです。私の考えが浅はかでした。」とか言えなかったかな?

 

 

 

ペク・スンユは「先生の頭が僕の方に倒れて来て、重かったけど自分も眠かったんでそのままにしていました」とか言えなかったのかな?

 

何で強く反論しなくて受け入れてしまったんだろ?

警察沙汰にまでなってるのに。。。

 

 

 

 

良くあるじゃん。

バスの隣の席のおじさんがこっちにもたれてくるのって。

肘で押し返すけど、また倒れてきちゃうってのが。

 

 

私は逆に隣のおじさんの肩に頭を乗せて熟睡した事がありますが💦

 

 

 

 

そんな感じで弁明すれば良かったし、2人きりで立ち話をしている写真を撮られていたけど、勉強の話をしてたって言えば良くない?

 

 

それとも韓国はそんな反論も出来ないほど、教師と生徒の交際はダメなんでしょうか?交際とは言えないぐらいだったけど。

 

 

 

言えなかったのはペク・スンユは勿論だったけど、チ・ユンスも本当は好きだったのかな?

だから激しく反論できなかったんだろうか?

 

 

 

でも私は高校生のペク・スンユは先生を愛していたのではなく、天才と数学の優秀な教師にしか分かり合えない、数学の魅力に通じ合える、共有できる相手との貴重な時間を愛していたのでは無いかと思ったのですが。。

 

 

 

 

 

不純な関係だと言われた事に対して解雇され、それが4年も経ってもまだ根に持ち、復讐するって。。。

チ・ユンスもだけど、ペク・スンユも好きな先生が自分のせいで侮辱されて解雇されてって復讐するってさ。

 

 

 

って、、名誉棄損的な事ではあるけど、当時で解決できそうな事だったのに今更何で復讐なんて。。

 

 

 

 

 

緻密に長く計画を立てているチ・ユンスの復讐案を、頭が良いくせに結果的に邪魔しちゃってるペク・スンユ。

4年経っても子供は子供だな。

 

 

 

その点、チ・ユンスの元婚約者のリュ・ソンジェ(チェ・デフン)の方が大人だな。

 

始めは親の反対を押し切って婚約まで進めたソンジェですが、親の言いなりで別れて正解だと思ったのです。

 

 

いくら天才でも22歳?ぐらいの勉強しかしてこなかった子供の考えのペク・スンユ。

頭が良い割には単純で数学的に白は白、黒は黒ってハッキリとしたいペク・スンユに対して、周囲の状況や、周りを見て時期を選んで流動的に動くリュ・ソンジェはやっぱり大人だわ。

 

 

 

 

4年後に数学の有名な教授となって、復讐のために母校に教師として戻って来たペク・スンユの前に現れた女子学生のシアンが嫌いだわ。。。

 

 

奨学金みたいな制度でアソン高校に通学しているシアンは施設で暮らしている貧しい子で密かにチ・ユンスが援助していて、貧しい生まれだけど頑張って優秀な成績を取る良い子風に描かれているんですけど。

 

 

 

私には実は結構お育ちが悪いなって思いました。

経済的とか関係なく、単純に性格の問題?

 

 

勝手に人の物を出して見ちゃって先生に報告したり、生徒を脅したりするし、黙ってってねと頼まれたのにペラペラと話しちゃうし。

 

 

自分では解けない難しい宿題をチ・ユンスの元数学者の父親に助けて貰って解いた答えを勝手にネットに上げちゃうし。

 

 

意外に善悪が分からないみたいで、自分のためなら良い子を装って先生達を味方に付てけてしまうみたいな。

 

いい子風に装って意外に悪い奴だよって思うわ。

 

 

 

 

 

私には数学、数字なんて単なる数字と記号が並んでいるだけの単純で無機質なものだと思っていたのですけど、数字って自然の中にも、あちこちにもあるんだと気が付かされて面白かったです。

 

 

今、観ている窓や、飲んでいるお茶のコップ、そんな場所にも数字はあるんだったな。。。

木の形や家の壁とかにも数式は隠れているんですよね。

 

 

 

数学の天才の目には色んな場所に数式が見えるんですね。

見てみたい景色ですね。

 

 

 

 

恋愛要素が無かったら面白く観れたかな?

 

数学の世界を見せて貰った方が良かったけど、中途半端な恋愛要素が入ってつまらなくなりました。

 

 

数学の美しさを感じて終われたら良かったのにな。

 

 

 

最後に二人はとってつけたようなキスシーンがありましたけど正直必要?

 

終わり方も何かつまらない感じでした。

 

 

 

ひたすら楽しく美しく数式を解いていく姿が良かったドラマでした。